【朗読声劇】アスノヨゾラ哨戒班
台本→空
【朗読声劇】アスノヨゾラ哨戒班
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未来を思い描くことくらい、許してくれないか。
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『願ったんなら叶えてしまえてしまえばいい』
この言葉はいつまでも僕の脳裏に焼き付いていた。
もう明日なんか来ないでと何度願っただろうか。
これという夢もなく、ただただ失敗しない道を歩むのに必死になるだけの、空っぽの人生。
過去にすがりつくことしか出来ない未熟者というレッテルを自分自身に貼ってみたりした。
そんな僕の目の前に現れた光。
僕には全く似合わない。
でも本当に綺麗なんだ。
僕のすべてが君という光で埋め尽くされるほど。
過去も未来も僕はもういらない。
明日君がここにいるかなんてことも考えないよ。
いつまでも心は繋がってるはずだから。
だからさ、輝いてるこの瞬間を思い出して笑い合う。そんな僕らの未来を思い描くのだけは許してくれないかな。
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