【2人用声劇台本】彼の右肩に……【ホラー】
作.景都 語り手〇〇 × 聞き手△△
【2人用声劇台本】彼の右肩に……【ホラー】
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夏ですね……
あなたも右肩には……ご注意を。
アドリブ、一人称変更等ご自由に。
以下台詞↓
語り手→〇 聞き手→△
〇「ある夏の夜。とあるカップルが、肝試しの為に森の中にひっそりと存在する墓地へ足を踏み入れました……」
△「え、いきなり何?なにこのBGM?」
〇「怖がる彼女の手を無理やり引き、彼氏はどんどん奥へと足を踏み入れて行きます……」
△「え?なにホラー?ホラーな話?」
〇「入る前から、ただならぬ空気を感じ取っていた彼女は、必死に戻ろうと彼へと呼びかけるも、彼は見向きもしません……」
△「え、やめてマジで。ホラー苦手なの知ってるよね?」
〇「手を引いたまま淡々と歩みを進める彼。いよいよ彼女の恐怖が増していった、その時!」
△「ひっ……!」
○「背後の草むらから突如ざわめきが!勢いよく振り向く彼女。しかし、どうやらカラスが飛び立っただけの様でした」
△「ちょ、もう、やめ……」
〇「ホッとして彼へと向き直る彼女。が、次の瞬間……彼女は戦慄を覚えるのです……彼の……ミギカタニィ……モンゴリアンデスワームがぁぁぁ!!!」
△「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!!
……あ?」
〇「彼氏の肩から頭へ!グッチュグッチュとよじ登るモンゴリアンデスワーム!!」
△「……いや、モ、モンゴリ……え?」
○「余りの衝撃に我を忘れそうになる彼女……今目に目に映っているのは、長年追い求めていたモンゴリアンデスワーム!」
△「おいぃぃぃ!肝心な恐怖の対象が全っ然想像力に優しくねぇのな!びっくりするくらい情景が浮かんで来ねぇ!モンゴリアンデスワームって何なんだよ!?」
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