薔薇色の世界【声劇】
貴婦人: ○○ × 花売り&侍女: ●●
薔薇色の世界【声劇】
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3人登場人物が出て来ますが、前半後半に分かれているので、花売りと侍女は1人で出来ます!
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●「そこのご婦人、赤い薔薇はいかが?」
○「赤い薔薇?」
●「ええ、これはあなたの世界を美しいものへ変えてくれます」
○「まあ、なんて素敵な話。薔薇自体もとても綺麗だわ」
●「……どうでしょうか?」
○「もちろん、頂くわ!」
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(手を叩く音)
○「誰か来て頂戴」
◆「奥様、お呼びですか」
○「この薔薇の花瓶に水を入れといて」
◆「かしこまりました…」
(部屋を出て行く)
○「ああ、あの薔薇を持ってからなんて幸せなんでしょう」
◆「奥様は最近おかしい。この薔薇を持ってきてからだ」
○「眼に映る全てが美しい。醜いものが何一つないわ」
◆「死んだ犬を連れて来たり、壁に向かって話していたり」
○「わたし自身も美しい。美しいまま。なんて素晴らしいの」
◆「奥様は元気な人だったのに、どんどん肌の色が悪くなっていくし」
○「薔薇は美しく咲き続けてる。薔薇が咲いている限り、この世界は永遠だわ」
◆「極め付きはこの薔薇だわ。狂ってる。
枯れた薔薇の水を毎日取り替えてるだなんて」
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(解説)
赤い薔薇は人に幻覚を見せる力を持ち、幻覚を見たものの生気を奪っていく。
しかしその力のかかり方には個人差があり、全く幻覚を見ない人もいる。
花売りは貴婦人がその魔法にかかりやすい人だとすぐに見抜いた。
何故なら、薔薇は最初から枯れていたからである。
台本: 暗ラ
お読み頂きありがとうございます!
コラボ待っています(*'▽'*)
#台本 #声劇 #ホラー #コラボ募集
コメント
2件
- 🌵Comic🐎🏜️🌵お借りしました😊
- デルフィこういった雰囲気いいですよねぇ。拝借致します。