依存[ひとり声劇]
あなたの名前【】
依存[ひとり声劇]
- 274
- 13
- 0
また作ってみました。
反応してから使っていただけると嬉しいです!
[依存]
それは依存的な快楽だった。
依存するべき快楽、と言うべきか。
首を絞められながら、
馬鹿になってく意識の中考えていた。
君が好き。君も僕のことが好き。
ただそれだけでいいと思ってる。
ごめんね、ごめんねと言って
首をきつく絞める君を
ごめんね、よしよし大丈夫と
かすれる声で涙を情けなく流しながら
僕は君を愛でた。
僕の意識がはっきりとしても、
君は泣き止まなかった。
君の腕に刻まれた線状痕と
血走った瞳。
どうすれば僕は君を…
まともに出来るのか
やることをやって、かぶりついて。
きつく引っ掻いて、
細い僕の体では
すぐに痛みを覚えてしまう。
唇を重ねて、君を味わって、
また明日が嫌だと泣いて。
君はポツリ、呟いた。
「あんたさ、僕にべったりでしょ」
「そんなことないよ、君がしてるだけ」
「うそつき。」
いつになく嬉しそうな表情で
君は僕にキスをした。
#声劇台本 #ひとり声劇
コメント
まだコメントがありません