Hasta la vista ! 【 声劇台本 】
警官( )× 怪盗( )
Hasta la vista ! 【 声劇台本 】
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犬猿の仲である2人の話。
警察さん『』
怪盗さん「」
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『 さあそろそろ降参しなさい!さもないと撃ちます! 』
「 おいおい、よしてくれって。物騒なことは苦手なんだ 」
『 貴方が大人しく捕まれば良いだけの話でしょうが! 』
「 残念だけど、捕まるつもりは無いんだよねえ 」
『 .. 何で、ですか 』
「 う〜ん、大人の事情 」
『 毎回毎回っ、そうやって誤魔化して!初めて貴方を追い掛けた時から何年経ったと思ってるんですか!.. あたしだって、もう充分な大人なのに 』
「 あのな、お嬢ちゃん。そういう意味の〝 大人 〟じゃねえんだわ。もっと何つーか、こう、色っぽさを必要とする .. 」
『 はあ?あたしに色気が無いとでも言うんですか?!あたしにだってそのくらい .. 』
「 ( リップ音 ) 」
『 .. っへ、なに、して 』
「 はは、このくらいで真っ赤になってちゃ、まだまだ子供ってことさ。ってなワケで、もうしばらく成長するまでお預け。それじゃ、またいつか 」
『 あっ、待てっ! ... っ、』
*
『 畜生 ..! 今度こそ、絶対に ..! 』
*
「 .. あんまり急いで、成長してくれるなよ 」
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時は近未来、世間を騒がせる怪盗が1人。
また、それを追い掛ける者が1人。
同僚や先輩が諦めるなか、彼女だけは隠れて彼を追い掛けていた。幾ら危険と言われようと、諦められずに。子供の頃に見た、あの怪盗を捕まえたいという願いを、諦めきれずに。
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▽ 警察さん
高校卒業後、警官へ。昔、ニュースで見た怪盗を、憧れると同時にどうしても捕まえたくなった。子供の頃から人1倍正義感が強く、そんな彼女にとって、警官は天職だったようで。ついに憧れだったあの事件に振り分けられるが、これがなかなか捕まらない。1人だけ諦めきれずに、隠れて捜査を続ける毎日。惜しいところまで行くのにいつも逃げられるのは、向こうがわざと仕向けているのか否か。
▽ 怪盗くん
父の跡を受け継ぎ、今の形へ。多くの警官が警備程度で諦めるなか、1人だけ諦めない子を見つける。御遊びのつもりでひらりひらり、其の身を躱しにげまわるが、最近はどうも逃げるのが難しくなってきている。彼女の真っ直ぐな視線に正直弱い。上手いこと言って逃げるのがやっとである。彼女との追いかけっこはゲーム感覚で楽しんでいるものの、少しの罪悪感と戦っている。
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警察さんと怪盗さんの年齢は 5~8歳差くらいでしょうか。警察さんが昔ニュースで見たのは、怪盗さんのお父さんの方かもしれませんね。ところで、タイトルである[ Hasta la vista ! ]は、スペイン語で[ またね!]を意味します。シュワルツェネッガーが映画のセリフで言ってから流行った言葉ですが、ほんの軽い[ またね!]ではなく、次はいつ会えるか分からない、という意味で使われるそうです。訳としては[ また次に会う時まで!]の方が正しいでしょうか。何も怪盗を追う警察署は1つでは無いはずですからね。いつ捕まってしまうかも分からないものですから。
素敵なBGMお借りしました。
00:20くらいに間が空くので、お好きなタイミングで演じてくださいね。アドリブも大歓迎です。逆転したり、男同士、女同士でも楽しいかもしれないです。※ 個人的な感想です。
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#二人声劇 #掛け合い #声劇台本 #ぐでりの台本
コメント
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- むー太郎お借りします!
- 武鳥むぐお借りしました!