夢現の仮想 エピソード11 emotionⅠ-感情Ⅰ-
ゆーま
夢現の仮想 エピソード11 emotionⅠ-感情Ⅰ-
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「街に来たはいいけど…どうやって見つけるんだ?」
「ピュアはお互いに場所がわかるはずじゃろうが。」
「そうなのか?」
「なんじゃおぬし、気づいとらせんかったのかや?」
「ああ、まあとりあえずやってみるよ。」
ユキーいまどこー
こんなんでわかんのかな?
ん?東側か
「わかったようじゃな。」
「この街って東側に店とかってあんのか?」
「ないはずじゃ。東側はセントラルとの通路になっとるはずじゃからの。」
「面倒なことになったな…」
「まあ、おぬしらならどうにかなるじゃろ。幸いユキは一人じゃなかろう?」
「とりあえず急ぐぞ。」
「東側のどこらへんなのかや?」
「裏路地」
「ぬしよ、全速力はそれか?」
「あ?これが全力だよ!!」
「人目につかないとこに入れば能力使えるんじゃないのかや?」
「分かってるよ!!」
あった!!よし能力つかー
「ぬしよ。」
「今度は何だよ!!」
「焦りすぎで1点しか見えんようになっとるぞ。」
「ちゃんと冷静だよ!!」
「それのどこがかや?1回落ち着くのじゃ。ユキ達はそう簡単に死にやしないはずじゃ。そうじゃろ?」
「…ああ、確かにそうだな…悪かった。」
「次は直接死に繋がると思えよ?」
「わかった…ん?ここだ!!」
「ついたかや。」
「んー?お客さーん?どうしたのー?」
「いえ、仲間がここに来てないかと思いましてね。」
なんか異様なプレッシャーを感じる…
「んーどんな感じの人?」
「白い服にに弓を持った俺ぐらいの女の子と金髪で緑と白の服を着た女の子です。」
「ああ、中にいるよー?」
「じゃあ中に入って呼びに行ってもよろしいですか?」
「いいよー」
「失礼しまーす。」
扉がやけにボロいな…
カチャ
「っく…おぬしよ…閉じ込められたようじゃ。」
「みたいだな。」
「さっきの小娘に妙なプレッシャーを感じておったじゃろ?」
「ん?ああ感じたけど…」
「もしかしたらなんじゃが…エモーラーかもしれん。」
「エモーラー?」
「ああ説明してなかったの。エモーラーというのはな、自分の能力とは別に感情を武器に出来るプレーヤー達じゃ。ただし使える感情は1つだけじゃが。」
「ダブルアビリティみたいな感じか?」
「ああ。じゃがダブルアビリティよりも厄介かもしれん。しかもあのプレッシャー、黒感情の方じゃろうな。」
「黒感情?っていうことは白感情もあるのか?」
「そうじゃ。黒感情は主にマイナスの感情じゃ。破壊、憎悪とかな。白感情は守護、聖地とかじゃな。」
「あ!!ハル?なんでここにいるの?」
「ユキ!!面倒なことになった。ここに閉じ込められた。」
「どういう事ですか?」
「わからない。けどさっさと逃げるぞ。」
「閉じ込められたのにどうやって?」
「ふふ…どこに行こうとしてるんですかお客さん?」
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