声劇「紅の光」

工藤純子役: ×浅田勉役: ×台本:Miya

[登場人物] 工藤 純子(くどう じゅんこ)(17)…♢ 先祖代々女子が鉄砲を持ち訓練に励む家系の娘。冷静沈着で、意志と根性と目力は誰よりも強い。最近、その家の長を祖母から受け継いだ。 浅田 勉(あさだ つとむ)(56)…◆ 日本陸軍幹部の1人。渋いおっさん。女を小馬鹿にする独身男。だが、工藤一族とその鉄砲を恐れている。 [時代設定] 太平洋戦争中 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー (ノックの音) ◆「入れ」 (ドアの開閉音) ♢「…失礼致します」 (少し間を空ける) ◆「お前があの噂の家の、工藤純子か」 ♢「…はい」 ◆「近頃、家督を受け継いだそうだな」 ♢「よくご存知で」 ◆「まぁな。その手の情報はすぐに入るのだよ」 ♢「それで…私を呼び出して何かご用ですか」＊被る ◆「お前の、そのいつも肌身離さず抱えている鉄砲を、私に預けなさい」 ♢「…それは、この鉄砲の威力をご存知で、米軍の者にもし取られた時のことを考えておっしゃっているのですか？」 ◆「預けるんだ」(威圧的に) ♢「…かしこまりました」(渋々) (少し間を空ける) ♢「あの…一つだけ、私の願いを聴いてください」 ◆「何だ」 ♢「もし私がこの戦争に加わることあらば、私にその鉄砲をお返しください」 ◆「…何を申すのだ。女子(おなご)は大人しく工場で働け！」＊被る ♢「この戦争は！全国民のものです。男尊女卑を謳っている場合ではありません。私はこの家の伝統を持って、お国をお守りしたいと考えているのです。皆の為に命を捨てる覚悟はとうに出来ております。ですから！私が必要になった時は、すぐさまお呼び出しください」 ◆「…(ため息)。仕方ない。聴き入れてやろう」 ♢「ありがとうございます」 ◆「どうせ、こいつの出番が来ることはなかろう(心の声)」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ※この物語はフィクションです。 ※アドリブ・アレンジ自由です。 ※エコーかけたらいい感じになると思います。 ある日私が見た夢が題材です。 その時は浅田氏は総理大臣の設定でした。笑 多分八重の桜要素が入っていると思います。 この物語のシーンの一部を切り出したように書きました。 かっこいい純子とすこぶるウザい浅田氏をお待ちしております(ㅅ´ ˘ `)♡ #声劇 #2人声劇 #声劇台本 #台本 #Miya声劇台本 #Miya台本 #時代劇 #戦争 #シリアス #男女平等 p.s. 私は強い女性が好きです。