【貴方の声と私の台本】狐ヶ崎彼方さんへ【カレイドスコープ】
作者 はちみつハニー
【貴方の声と私の台本】狐ヶ崎彼方さんへ【カレイドスコープ】
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コミュニティ【貴方の声と、私の台本】に参加して下さった、狐ヶ崎彼方さんへの台本です。
中性的な声が似合いそうだったので、男の子視点での台本を書かせて頂きました!今回は一人声劇を思いついたので、「」のない部分心の声だと思って演じてみて下さい( *´꒳`*)
よろしくお願いします!
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★キラキラと光る沢山の色と模様。回す度に形を変える万華鏡は、僕の窮屈な世界を彩ってくれた。
★勉強や部活。なんとなくで生きていた僕に押し付けてくるのは、重苦しい人生への選択。
★大学には興味なく、就職だってどれがやりたいことなのか分からなくて、僕は家から逃げ出した。
★普段通らない細道を行くと、古びた雑貨屋があった。そしてそこで見つけた万華鏡……。
★「綺麗……」
★回す度に変わる色と模様に、僕はいつの間にか惹かれていた。
★胸の中で引っかかっていたモヤモヤも、いつの間にか綺麗に洗い流されてスッキリしている。
★「……大丈夫。僕はもう、決めた」
★輝く未来なんて期待していない。僕は僕自身のできる範囲で、自分の未来を切り開いていくんだ。
★いつかはその万華鏡の様に、鮮やかな人生を送れるように……。
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