【声劇】呪いの煙【一人用台本】
乙姫()
【声劇】呪いの煙【一人用台本】
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※タイトルの“呪い”は、「のろい」ではなく『まじない』です
久しぶりの台本です
皆さん知っている浦島太郎から派生に派生して、玉手箱が開かれた後の乙姫様のお話を書きました
ちょっと長いですが、使っていただければ幸いです
私の事、浦島太郎を酷い目に合わせた悪女だと思ってる?
私は彼が好きだったのよ。
私達海底人が地上を力で支配する前に彼だけは助けたくて、使いの亀まで送って虐め、助けさせたくらいね。
ずっと、ずっと此処で一緒に暮らしていたかった。
だけど…人間はすぐに死んでしまう。
私達みたいに半永久を生きるわけじゃない。
既に彼がここに来てから数百年が経ち、帰る頃には地上も昔の昔に海底人の都になっていたのだから、地上に行っても、もう死ぬだけだった。そうでしょう。
…貴方にだけいい事教えてあげる。
浦島太郎は、死んでいないわ。
呪術を使ったの。
玉手箱の煙に、触れたものの魂を吸い取り、生かしておくようにね。
煙が浦島太郎に触れた後、彼の身体は死んでも、魂は煙と共に空に上り、雲に混ざり、雨に混ざる。
そしてその雨が地や海に降り注いだ時…彼は私達と同じ半永久の命を手に入れて、この世界に戻ってくるのよ。
だから…次に、天から雨が降ったら教えて頂戴。
彼を探しに行くから。
アドリブ、変更、許容範囲内の無断使用ご自由です!
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https://nana-music.com/playlists/956909/
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- 白音乙姫ェ…