【朗読台本】いつもの夜
台本【ぉのとて】読み手【あなた様】
【朗読台本】いつもの夜
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ちょっと無慈悲に行きたくなったので書きました
以下本文
少年は夜を駆ける
死から逃げるためだ
死は効率的に突き進む
少年を殺すためだ
少年は振り返る余裕もなく走り続けた
走りながら我が家で帰りを待っている家族を思っていた
死は流れるように少年を追い詰める
進みながら死は、死体の処理の仕方を考えていた
少年は立ち止まる 行き止まりだ
すぐさま振り返ろうとしたが、体が動かなかった
死はゆっくりと歩みを緩めた
そして心臓に狙いを定めた
少年は死を覚悟した
最後の勇気を振り絞り、近くの棒で殴りかかった
死は息を吸った
ゆっくりと襲いかかる棒を払いのけ心臓を一突きした
少年はゆっくりと床に伏せ、走馬灯に涙した
その中にはやり残したことがあった
死は息を吐いた
その死体の目を閉じ、十字架を切った
少年は天に召され、死は死体を川に流した
夜はまだ、終わらない
コメント
7件
- 🌵Comic🐎🏜️🌵お借りしました
- シャンお借りしまさた!
- きっきょんお借りいたしました
- ショーゴ(`・ω・´)お借りしました(❁´ω`❁)
- 冬来おかりしまうま
- はんばーがお借りいたしますm(_ _)m
- 白藍 Byakuran台本お借りしました