まごきち伝異聞

北原じゅん

わたくし、まごごそらの曽祖父のエピソードを、しゅん師匠のメロディにのせて朗読してみました。 まごごそらのひいじいさんのまごきちは、北国の山奥に住んでおった。その年は不作の上、いつもより早く村に冬がきてしまった。 村人1「困ったのう、もうすぐ一本しかない道が雪でふさがれてしまう。」 村人2「マキも食いもんも蓄えられんかった。」 村人3「このままじゃ、わしら、飢え死にか凍え死にじゃー。」 まごきち「あははは、そんなら、俺がみんなの食べ物を買ってやる。心配すんなー。あははは、あははは！」 まごきちは財産をみんなに分けて貧乏にはなったが、村人は誰1人死ぬことなく春を迎え、まごきちはとても感謝された。その後、なかなか貸してもらえない土地やお金や建物も、まごきちの孫だひ孫だと名乗ると、 「あのまごきちさんとこの！(　ﾟдﾟ)」 と言われて貸してもらえた。 まごごそらの従兄弟は、ひ孫で次男なのにひーじいさんにあやかって、「まごきち」とつけられてしもうた。めでたいんだか、めでたくないんだか。 美談だなあとは思うのですが、すでに「ヒロシ」とか、「ノブヒコ」とか、そんな名前が主流になっていたのに、「○吉」と名付けられた従兄弟本人は微妙だったのではないかと思ってます。 まあ、ひいじいさんの善行のおかげで、子子孫孫に渡ってなんとか暮らせてます。あははははは。 まごきち伝第1話はこちら。 http://nana-music.com/sounds/01779564/ #まんが日本昔ばなし #ファゴット #nanaにCDカラオケネット上の他人制作音源無断アップはたとえ本体マイクで録音しても規約違反だし違法なので訴えられる可能性もあるので各自で注意してください #知らなかったは通用しない #違法オフボ音源根絶 #NoMore違法音源