【声劇】ジュ・トゥ・ヴ【掛け合い】
王子:○○ × 姫:○○
【声劇】ジュ・トゥ・ヴ【掛け合い】
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「聞きたい?君への愛の告白」
「あら。お戯れを」
ある昼下がりにお姫様の婚約相手を見つけるためのパーティーが開かれましたが、おやおや既に巡り会っていたようです。
姫:動きにくいドレスは着たくない。城内よりも街で見かけることが多い
王子:姫とは旧知の仲。人をからかうのが好き
関係:あー言えばこー言う。二人の喧嘩の作法はもっぱら優しい言葉責めか激しい剣闘である。
・性別口調等変更ご自由に
是非このやんちゃな駆け引きを楽しみながら読んでいただければと思います
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王子「あれまあ、これはこれは……綺麗なおべべだこと」
姫「お召し物と言って下さるかしら?」
「馬子にも衣装?」
「……」
「い゛っ!?てえ💢」
「可笑しいのならハッキリそう言えばいいのだわ」
「そうだね。普段は美青年のような身なりで街を闊歩している姫からすれば、珍しげに見られるよりも貶してくれた方が照れずに済、い゛っったいっての💢💢💢」
「それで、どうして貴方までこんなところにいるのよ。大事な御用があるってこないだ話してたじゃない」
「これが大事な御用さ」
「……」
「あー……貴女が嫌いな野菜を食べた時のような苦い顔をしたことについてはあえて見なかったことにするけど、一応俺だって一国の王子"様々"(サマサマ。あえて強調するように)ですよ? お忘れになって?」
「! じゃあ貴方……」
「(ここでひと息つく素振りを見せるとよろしい)……俺にだって、勝ち取りたいものはあるよ」
「これはこれは……お口が達者だこと」
「口説き上手と言って下さるかしらー」
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素敵な王子と姫を心よりお待ち申しております!
[以下余談]
タイトルはエリック・サティの曲から。意味は、うふふ。
王子の最後の台詞は冒頭の姫の言葉を拝借してからかってる感じなので、変えていただいても勿論いいのですけれどそのままのほうが愛嬌あっていいと思います!
「僕は嫌いな野菜を頑張って食べる人が好きだよ」
「そう? 生憎ここにはそんな人見当たらないけれど」
「可愛くないなー」
「ふふ、可愛くないの?」
「……もう」
(↑こちら時間に余裕が御座いましたら)
コメント
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- 沙那(無浮上)お借りしました
- 旋お借りしました!
- コッシーすいません!お借りします!