灯籠
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灯籠
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耳を塞いで息を止める
傷が癒えることを怖れた
とどめの一撃を求めて
不幸を気取って救いを待った
言葉の羅列に意味はなくて
血の出ない肉が蠢くように
他人の生き方を嘲笑って
雨が降るからと部屋にこもって
続きの話はやめにして
空っぽの世界のせいにして
全部言い訳で
君を捕まえる為だけの言葉
君を繋ぎ止める為だけの歌
当たり前の空は夜を飲み込む
戻らない時間に乾杯
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