【声劇】本を喰らう虫達

シルバーフィッシュ役:〇〇 少女役:〇〇

本を喰らう虫と、名も無き少女の物語です。(　'꒳') ▽────▼────▽────▼────▽ 台本の簡単なあらすじ: とある町外れの森は、獣も寄らぬほどの濃い霧が辺りを覆い尽くしていた。 町から森を挟んだ先に図書館を構えている長身の男"シルバーフィッシュ"は、町に用事がある際はいつもこの森を通るらしい。 今日も町に行く為に霧の中を歩くシルバーフィッシュ。そこで彼が出会ったのは…… ▽────▼────▽────▼────▽ セリフ振り分け: ☆:少女 ★:シルバーフィッシュ ★「……おや。こんなところで座り込んで、どうしたんだい？」 ☆「……わからない」 ★「私の名はシルバーフィッシュ。 君の名前は？」 ☆「……わからない」 ★「ずっと、ここにいるのかい？」 ☆「……わからない」 ★「……そうか。なら、私と同じだな。遠い昔だが、私もかつては、そうだった。……ついて来なさい、昼食を振舞ってあげよう。君がロクに何も食べていないのは、一目見れば分かる」 ☆「えっ。あの……シルバーフィッシュさん」 ★「シルフィで構わない。皆（みな）、そう呼んでいる。どうかしたかい？」 ☆「シルフィさん。私は、その……お金を、持っていないので戴くわけには……」 ★「食べた分ウチの店を手伝ってくれれば、それで十分さ。なに、客の要望を聞いて本を渡し、書架を整理するだけの簡単な仕事さ。……そうだ。働くなら、君にも名前がないと不便だね」 ☆「名前……」 ★「※そうだなぁ……（上の少女のセリフに被せてマイク遠めな感じ）」 ★「よし。君も今日から"本を漁る虫"。君に"シミ"という名を与えよう」 ☆「本を漁る、虫……？」 ★「そのうち詳しく聞かせてあげよう。さぁ行こうか、シミ」 ☆「は、はいっ」 ▽────▼────▽────▼────▽ あとがき: 閲覧ありがとうございます。台本主の七梨と申します(　'꒳') 今回は前作台本のシルフィとシミの声劇台本です。 初見の方でも演じれる内容にしてみたので、どうぞお気軽に演じてあげてください。 PS.ちなみに、シルバーフィッシュとシミのどちらかの名前でググっていただけると、名前の由来がヒットしますので、興味のある方はぜひ。 ▽────▼────▽────▼────▽