【音ノ葉】落ち葉 / ad-lib piano BGM 消滅色

曲：レーニャさん　言葉・歌：ニョゼ

前回レーニャさんとコラボさせていただいた「浮き草」が、思いがけず好評をいただきましたので、第２弾を作ってみました。 芸術の秋にちなみ、ちょっと切ない短編小説のような朗読です。 良ければ、読んでみてください。 レーニャさん、美しい調べをありがとうございました✨ ちなみに1分11秒あたりで読み終わると、 最後のフレーズが落ち葉のような余韻を演出すると思われます。 「落ち葉」 恥じらうように色づいた木の葉が 風にさらわれてその身を投げ出した 瞬き(まばたき)を二つ三つ数える間の そのさまを愛しく思うなんて なんて人は寂しい生き物なんだろう 病室の窓は朝日で満ちていて 君の顔がよく見えた そのつぶやくような呼吸と ささやくような鼓動が 真っ白なベッドの上で 完全な静けさへと導かれていく そのひととき 今さらのように こんなにも君が愛しかったんだと思い知らされて 僕は泣いたのだ 瞬きを二つ三つ あの日の君は本当に美しかったと 今でも秋が来る度に思い出す このお話の続きである「祈り」はこちら↓↓ https://nana-music.com/sounds/02f6e620 #朗読台本 #音ノ葉