【仇桜】第8話 ぽろり
仇桜
【仇桜】第8話 ぽろり
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8話 ぽろり
「傷を癒す力、ですか? 今までに聞いたことのない力です」
「そうなんですか? 祀子というものは皆同じ力をゆうしているものだとおもっていました」
「ええ。皆様、とても素晴らしい力を持っていて自分に自信を持っていました。雨を降らせたり、成長を促す力だったり、風を操る力だったりと、自分を神かなにかと思って偉そうでした」
「……そう、なんですね」
「それにしてもあなた様は不思議です。ワタシに敬語で話してくれるので…なんだか祀子様と話している気がしません」
「…深い意味はありませんよ。これがボクの板についてるだけですので」
「えぇと、あの。祀子様、これにて湯浴みは完了となりました」
「あ、はい。ありがとうございました」
「い、いえ、ワタシは言われたことをしただけですから」
「…着物くらいは自分で着れますから…っあ…」
「あ…っ。ってにゃあぁぁぁぁ?!」
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