がじゅまるとけんむん 上 弦楽器曲
Guardian
がじゅまるとけんむん 上 弦楽器曲
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がーでぃ庵作曲 物語原案
その昔、がじゅまるという名の大木に、けんむんと言うカッパのような者が住んでいた。けんむんは、そのカッパのような姿で人々に怖がられるので、たまに姿を見せて人を驚かすのが楽しみだった。そんなある日のこと、がーでぃ庵と言う僧侶が修行の旅の途中、けんむんが泳ぎに来る浜辺でくつろいでいた。けんむんは、驚かすように声をかけてきた。
「おい!俺様の縄張りで何くつろいでやがる、俺と相撲で勝ったらその場所譲ってやるよ!」
けんむんは、相撲を取るのが大好きなのだか、誰も自分と遊んでくれないのでひがんでいた。
「お!これはまた、珍しい方にお会いしましたのぉ、勝手にそなたの縄張りで休ませて頂いてすまない」
僧侶はあまり驚く様子もなくにこにこと微笑んでいた。
けんむんは、
「俺を見て怖くないのか」
僧侶
「なぜ、私が怖がらなければならないのかね」
けんむん「みんな俺を見て逃げて行くからだ」
僧侶「そうかぁ、それは悲しいのぉ、そういえば、先ほど相撲を取りたいと申しておったのぉ、私で良ければお相手いたす」僧侶は、笑顔で答えた。けんむんは、驚いた。こいつ、俺を恐がる所か相撲の相手をしてくれるのか。
けんむん
「よし、勝負だ、あんたが勝ったらこの浜辺好きにしろ、負けたら何か食い物を置いて出てけ!」僧侶は、
頷き、丸い土俵のようなものを砂浜に描いて、ふんどし一枚になった。
けんむんは、意気揚々と土俵に上がり、僧侶と組み合った…があっさり、投げ飛ばされた。僧侶は元武士、相撲は得意だった。
「いてぇ、俺の負けだ、この浜辺はお前の好きにしろ」僧侶は「それでは、皆で使うとしよう」けんむん「他の奴は呼ぶな」僧侶「そなた、寂しいのではないか、私が皆に話そう」けんむんは、悲しそうな顔をした。「みんなどうせ逃げちまう」
次に続く。
がーでぃ庵 物語原案作曲
(Guardian)
コメント
6件
- Guardian&N Japan
- Chisato.Guardianさんのguitarに誘われ、そしてゆっくりとすすむお話に夢中になりました(OvO)📖📚
- Guardian&N Japan
- ブラジル人のミラクルビラ配り素敵なお話のはじまりですね(*'ω'ノノ゙☆パチパチ すごく続きが気になります♪ そして、がーでぃ庵さんに文才があることを発見しました (*´σЗ`)σ~♪
- Guardian&N Japan
- darknとてもいい雰囲気ですね!少し悲しげな物語と素敵な音色で幻想の世界に遊べました(*^^*)