キャベツ白書〜春編〜
ピーベリー
キャベツ白書〜春編〜
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小さな列車が進む線路を
辿るように走るバスに乗って
夏が来る度に田舎へ
おばあちゃんの所へ
嫌いだったはずのキャベツも茄子も
おばあちゃんが作ったものなら
甘くて美味しくて好きだった
体の弱いおまえもばぁちゃんが作った野菜とご飯を
食べていればきっと強くなるから
朝も昼も夜もうれしそうに料理してくれたね
立ち上がる度に右手でいつも腰を押さえながら
種を蒔いたら愛情注いで雨を受け止め
そしてまた愛してやれば必ず実ると
全ての命に感謝をせんとね
さあさ手を洗ってご飯を食べよう
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