【朗読台本】「街」【コラボ用声劇】
aru-kai
【朗読台本】「街」【コラボ用声劇】
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めのうさんの素敵な詩。
kaeruさんが素敵に読んでいたのを聞いて、自分も読みたくなりました。
爽やかな暗鬱…をイメージしてみたけど、伝わるかな(笑)。
少しだけ、自分バージョンにアレンジさせていただいています(^-^)
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夕暮れの帰り道。
もう何度目だろうか、この街を歩く。突然の夕立ちに傘を忘れた馬鹿な僕は、この赤いポストの横で、ポツリとひとり雨宿り。
「もしかしたら また 君に。」
なんてありもしない事を思ったりして…。ふいに笑顔を作ってみせる。
鳴り止まない水の音。ぼぅっと、暗鬱な考えに浸り過ぎてゆく時間。 "自分"と向き合う、ほんの少しの退屈な時間。
そうして俯(うつむ)く視線の先に映るのは、茜色に染まり、キラキラと反射する水たまりに広がる、夕日と、僕と、どこか懐かしいこの香り。
乾きはじめたアスファルトを踏み締めて、明日(あす)を占い、空を見上げて、風の歌を聴きながら、でたらめなハミングをする。
今夜はきっと、星が綺麗だ。
コメント
3件
- aru-kaiありがとうございます✨ いつも素敵な詩をお借りして、感謝してます(^-^)
- aru-kai
- kaeru_7これ本当に素敵なコラボですよね(*^^*) 情景が浮かぶ。 黄昏のあの独特な雰囲気がこのコラボにはありますね。