【朗読】おやゆびひめ 3
光
【朗読】おやゆびひめ 3
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木の上におろされた ひめを、仲間のコガネムシが 次々に 見物に やってきました。
「あらら、足が二本しか ないのね」
「触覚も無いわ。なんて みっともないこと」
皆が悪口ばかり 言うので、ひめをさらった コガネムシは いやになり、森の中に 置き去りにして行ってしまいました。
おやゆびひめは、ひとりぼっちで暮らしました。
花の蜜を食べ、葉に溜まる露を飲んで、ようやく 生きていきました。
けれども 夏が過ぎ、秋も終わると、食べるものも なくなりました。
ひめが ようやく辿り着いたのは、野ネズミの家の 入り口でした。
ひめは 倒れそうでした。
「お願いです。少し食べ物を いただけませんか?」
「まぁまぁ、かわいそうに。どうぞ お入り」
野ネズミは 親切な おばあさんでした。
「冬中、うちに居ると良いよ。 そのかわり 部屋をきれいにして、お話しを聞かせておくれよね」
原作 アンデルセン
BGM レーニャさま
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