【朗読1人声劇】第2章「花の恋の隠し場所」
×いあクトゥ
【朗読1人声劇】第2章「花の恋の隠し場所」
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第1章の続きです
是非三章も!
第1章
http://hibari.nana-music.com/w/player/012748fe/
第3章
http://hibari.nana-music.com/w/player/01275e72/
BGM:また何処かで逢えたなら(BGM)
http://hibari.nana-music.com/w/player/012483ab/
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やはり王子は、俺に告げた
君にはあまり関わらないようにと…
その時の王子は、君の周りに蜘蛛の糸を張って誰に触らせまいと
誰も美しい君の羽に触れられないようにと
とても用心深い蜘蛛だった
君が動けないほどたくさん重ねて…
重ねすぎて自らさえも動けぬ事を知らずに…
たくさんの蜘蛛の巣で動けない君は幼い頃、俺の花の蜜を吸ってしまっていた
君はその蜜の味が忘れられなくてまた求めに来た
しかし、君は蜘蛛の巣の中
俺の蜜を吸う事は許されない
俺も君に甘い蜜の香りを嗅がせることも許されていない
だから、俺は、君を退けたんだ
でもなぜだろう?
あの時、君が告げるときの赤らめた顔とその後の絶望の顔が、
とても頭に残って離れない…
どうして君はこの気持ちを蘇らせるのか……?
奥深くに隠したものを簡単に見つけ出してしまうのか……?
どうして……
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