歌詞 サライ 加山雄三&谷村新司
作詞
谷村新司
作曲
弾 厚作 ( 加山雄三 )
遠い夢すてきれずに故郷(ふるさと)をすてた
穏やかな春の陽射しがゆれる小さな駅舎(えき)
別離(わかれ)より悲しみより憧憬(あこがれ)はつよく
淋しさと背中あわせのひとりきりの旅立ち
動き始めた汽車の窓辺を
流れてゆく景色だけをじっと見ていた
サクラ吹雪のサライの空は
哀しい程青く澄んで胸が震えた
恋をして恋に破れ眠れずに過ごす
アパートの窓ガラス越し見てた夜空の星
この街で夢追うならもう少し強く
ならなけりゃ時の流れに負けてしまいそうで
動き始めた朝の街角
人の群れに埋もれながら空を見上げた
サクラ吹雪のサライの空へ
流れてゆく白い雲に胸が震えた
離れれば離れる程なおさらにつのる
この想い忘れられずにひらく古いアルバム
若い日の父と母に包まれて過ぎた
やわらかな日々の暮らしをなぞりながら生きる
まぶたとじれば浮かぶ景色が
迷いながらいつか帰る愛の故郷(ふるさと)
サクラ吹雪のサライの空へ
いつか帰るその時まで夢はすてない
まぶたとじれば浮かぶ景色が
迷いながらいつか帰る愛の故郷(ふるさと)
サクラ吹雪のサライの空へ
いつか帰るいつか帰るきっと帰るから