歌詞 Véranda Tele

作詞
谷口喜多朗
作曲
谷口喜多朗
僕は君のベランダを知らない。 あの部屋では遂に煙草を吸わなかったから。 夜の隙間に隠れた時計、 まるで散らぬような顔の花。 風が頬に振り落とす。 季節が告げている、 さよならだと。 愛はここにあって、 まだ言えない理由も夢中も 全部笑って待ってる。 代替案持ってこないで、 不憫じゃないか。 いつか、 抱擁で縛り合い憎み合うなんて。 金糸雀色のカーテンについた、 真っ黒い点から目が離せないや! 僕は君のベランダを知らない。 朝日が差し込む角度も、 その寂しささえも。 僕の隙間に入り込んじまってさ、 まるで平気な顔で眠りにつく。 狸みたいな猫のあくびで、 崩れた君の顔を眺めていたんだ。 別れを知らない僕らは、 再会をいつだって恐れてる。 別れを知らない僕はさ、 再会を君とだけはしたくないんだ! 愛はここにあって、 まだ言えない理由も夢中も 全部笑って待ってる。 代替案持ってこないで、 不憫じゃないか。 いつか抱擁が縛り合い、 陽が落ちるなんて! 愛はここにあんぜ。 まだ見えない? 僕は待つよ。 地続きでパリにいけるまで! もう最悪でやるせない夜は、 できれば僕に寄りかかっていて。 金糸雀色のカーテンが揺れる。 陽だまりからは溢れた二人。 金糸雀色のカーテンを外す。 ザマアミロ!君の手をとり街をゆく。
歌ってみた 弾いてみた