nana

中編声劇企画『鈴の音ひとつ。』

カラン、コロン。 その下駄の音に呼び寄せられる。 待って 置いてかないで 私を________________________ 「私は、誰………???」 1ヶ月に1度山に行っては記憶をなくしているらしい。 記憶は、かすかに残る鈴の音だけ。 この鈴が全てを知っている。 そんな気がする。 これは、記憶と心の隙間を探しに行く少女のお話。 「気を付けな?あの山はお狐様が治めてるんだ。お狐様の怒りだけは買っちゃあならないよ。」

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