最終話 テスト
演出:SE 歩く音&ドアカラカラ ■0:12〜 タジマ:「おはようございます、先生。」 ■0:14〜 葛西:「おはよう。」 ■0:16〜 タジマ:「調子はいかがですか?」 ■0:18〜 葛西:「うん。もう全然大丈夫。 予定通り、明日退院するよ。」 ■0:24〜 タジマ:「それは何よりです。 ドタバタしててお見舞い来れずすみません・・。」 ■0:30〜 葛西:「ううん。 マイとか、相川(あいかわ)代表とか、エミリとか・・ 毎日代(か)わる代(が)わる色んな人が来てくれたから・・退屈じゃなかったよ。」 ■0:42〜 タジマ:「懐かしい名前もありますね。 皆さんご無事で良かったです。」 ■0:48〜 葛西:「・・厚労省も震災対応に追われてドタバタだったでしょ?」 ■0:53〜 タジマ:「えぇまぁ・・。ですが、5年前の教訓が活(い)きて、そこまでの混乱は無かったです。 都民の防災意識が高まっていたおかげもあって、 避難所での大きなトラブルもなく、 二次被害、三次被害はほぼ0だと聞いてます。」 演出∶ちょい間 葛西:「・・・・・・・・・・(完全無言)」 ■1:16〜 タジマ:「・・・?いかがされましたか?」 葛西:「・・・・・・・・・・・・(完全無言)」 タジマ:「・・・・・・・・・・・(完全無言)」 ■1:23〜 葛西:「昨日・・東大病院の理事長と院長もお見舞いに来てくれた。」 タジマ:「・・・・・・・・・・(完全無言)」 葛西:「・・・・・・・・・・(完全無言)」 ■1:33〜 タジマ:「・・それは・・純粋なお見舞いでしたか・・?」 葛西:「・・・・・・・・・・・(完全無言)」 タジマ:「・・・・・・・・・(完全無言)」 ■1:40〜 葛西:「メロン片手に純粋なお見舞いをしてくれた後・・ 結構、込(こ)み入(い)った話をしてきた。」 タジマ:「・・・・・・・・(完全無言)」 ■1:50〜 葛西:「“外科医として、ウチに戻ってこないか?”って・・。」 ■1:58〜 タジマ:「・・・・・お返事はされたんですか?」 葛西:「・・・・・・・・・・・・・(完全無言)」 タジマ:「・・・・・・・・・・・(完全無言)」 ■2:04〜 葛西:「・・・少し前の私だったら・・ 即答(そくとう)で断ってたはずなのに・・・。」 タジマ:「・・・・・・・・・・・(完全無言)」 ■2:12〜 葛西:「“考えさせてほしい”って・・保留しちゃった。」 ■2:18〜 タジマ:「・・ご自身の心境に変化があったという事でしょうか・・?」 ■2:24〜 葛西:「・・・・この前の余震で死にかけた時に・・ 三途(さんず)の川(かわ)でちょっと色々あってね。」 ■2:31〜 タジマ:「え・・ホントに三途の川ってあるんですか?」 ■2:36〜 葛西:「・・夢にしては結構リアルだったよ。」 ■2:41〜 タジマ:「であれば・・川を渡りきらずにこっち側に戻ってきてくださり嬉しいです。」 葛西:「・・・・・・・・・・・・(完全無言)」 タジマ:「・・・・・・・・・・(完全無言)」 ■2:52〜 葛西:「・・・ねぇタジマさん。」 タジマ:「・・・・・・・(完全無言)」 ■2:56〜 葛西:「もし・・もし私が・・ 執行医を辞めたいって言ったら・・どうする?」 ■3:05〜 タジマ:「誰よりも応援しますよ・・私は。」 葛西:「・・・・・・・・(完全無言)」 ■3:10〜 タジマ:「先生がどこに居たとしても・・ 厚労省職員と医療従事者の関係は変わりません。 たとえそれぞれの役割が違っても・・先生と私は・・共にこの国の医療を支える仲間だと思っています。」 葛西:「・・・・・・・・(完全無言)」 ■3:29〜 タジマ:「・・先生の代わりの執行医は、 我々厚労省が責任を持って探しますから。」 葛西:「・・・・・・・(完全無言)」 タジマ:「・・・・・・・(完全無言)」 ■3:39〜 葛西:(安堵ため息)「・・・フゥ。 タジマさんにそう言って貰えて、気が楽になったよ。」 タジマ:「・・・・・・・・・(完全無言)」 ■3:48〜 葛西:「明日の退院までに・・ どうするか一晩中(ひとばんじゅう)考えてみる。」 ■3:54〜 タジマ:「はい・・!」 演出:長めの間 演出∶SE 日常系 演出:病院系 ■4:37〜 タジマ:「ちょっと・・! どういう事ですか佐藤先生!?」 佐藤:「どうもこうも無いよタジマさん。 私が臨時の執行医を引き受けた事がバレて、 家族中からのブーイングが鳴りやまないんだ。」 ■4:48〜 タジマ:「だからって・・何も当日に・・!」 佐藤:「今朝、娘が絶縁宣言までしてきた。 とにかく私はこれから高級ブランド品やらスイーツやらを持って家族の機嫌を取らなければいけないから・・ 執行医は辞めさせて頂く。」 ■5:03〜 タジマ:「なんですかその自分勝手な理由は・・? 執行医という役目の・・ 何を恥じる事があるんですか・・!」 佐藤:「うるさい!!!」 ■5:12〜 タジマ:「あ・・ちょ・・・佐藤先生!!」 演出:SE 足音 ■5:21〜 タジマ:「すぐに大臣に連絡を・・! 今日の執行は中止だ。 ・・ヨシムラさんとご家族には私から説明する・・。」 演出:無音 & 足音 & 風 ■5:37〜 タジマ:「・・・・・・・え・・・・?」 ■5:39〜 葛西:「よっ。」 ■5:43〜 タジマ:「・・・葛西先生・・・?」 ■5:46〜 葛西:「患者と、ご家族と話がしたいんだけど・・いいでしょ?」 ■5:53〜 タジマ:「・・・・どうして・・・・?」 葛西:「・・・・・・・(完全無言)」 タジマ:「・・・・・・・(完全無言)」 ■5:57〜 葛西:「“私にしか出来ない事”って何か・・ ずっと考えてた・・。」 タジマ:「・・・・・・・(完全無言)」 ■6:04〜 葛西:「まだ・・ちゃんと答えが見つかったわけじゃないけど・・。」 タジマ:「・・・・・・・・(完全無言)」 ■6:10〜6:16 葛西:「この場所で・・ 私が“生きる意味”を・・探し続けたい。」 タジマ:「・・・・・・(完全無言)」 ■6:19〜 葛西:「・・これでも結構悩んだんだよ? 第1外科部長の年収、鼻血が出るほど良かったし。」 ■6:28〜 タジマ:「・・ありがとうございます・・葛西先生・・。」 ■6:32〜 葛西:「お礼は100年後でいい。」 タジマ:「・・・・・・(完全無言)」 ■6:36〜 葛西:「私達で作っていくんでしょ? ・・・この国の新しい医療を・・。」 ■6:42〜 タジマ:「はい・・! 病室はいつもの場所です。行きましょう・・!!」 演出:長めの間 ■7:23〜 葛西:「それでは、薬を投与させて頂きます。 目を閉じて・・ゆっくりと力を抜いてください。」
