nana

第三章《途中》
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💠「こんな所で何してるの、水の君」 💠「シン......影の君?」 💠「その心配は、同じ精霊長としての同情?それとも友情?私達の国より、心配なの?」 💠「今は水の国で起きている不可解な事件解決が目標。それにあの影の君なら忘れた頃にフラフラ現れると思う。...臨時の精霊長会議も明日でしょ?」 💠「ううん、レイの気持ちは分かるから大丈夫。水琴を見なかった?探してるの」 💠「そっか、ありがとう」 💠「......そういえば咄嗟に名前言っちゃったな。」 (別にいいや。なんとでも誤魔化せる。...気に入らない...レイにあんなに気にかけてもらって、国より大事だと思われてる癖に、そいつには力がない。力がないからあんなのに食われてる。邪魔だな...本当に。) 💠「そうでも無いと思う。」 💠「私は最初から他の国なんてどうでもいいと思ってる。私が生きたいと望める国に貴方達が必要なかっただけ。私の国以外を全部更地にして無かったことにする。そういう契約をやつとは結んだ。安心して、全部終わったらあれも私が浄化してあげるから。」 💠「知らないと思う。知らせる必要も無い、あの二人は絶対に私の世界に必要だから。あとは星凪(せな)さえ手に入れば……残りはいらない。だから貴方もいらない……のだけど、ここで退場させるのはもったいない器だから。利用されてね。」 💠「そう。精々頑張って」 💠「……最初から私を疑っておられたのですか?」 💠「ふふ。貴方にはわかって貰えると思ったのだけど。……罵倒されて、追い回され。生まれた国を追い出される屈辱を。ねぇ?風の国出身、雷の君。」 💠「付け込まれた……?」 💠「…貴方、本当に性格が悪いのね。嫌いだわ、やっぱり。別にどうだって良い、私の浄化魔法は消えていないし、使えもする。現に私には何の影響も出ていない。それでいい、私は私が生きたいと思える国が作れれば、どうだっていいの。」 💠「貴方の魔法にも穢れは含まれている。貴方という存在自体が歪んでいるからでしょうね? 貴様らでは勝負にならん、なんて大きな口を叩いていたけど、貴方も大概でしょ? 私の声が聞こえるよね。全部全部、水に流して無に帰しちゃおう。いらない、私が必要ないと判断した物は何もかも。流して。全部、全部……!」 💠「っ!?……浄化できない……?」 💠「雷の国……邪魔。」 💠「っ!?私の魔法が打ち消された?」 💠「っ……は、……な、に……?」 💠「何言っ……て……そんな、わけ!!」 💠「……そう、死ぬのね。……ううん、死んだのね、が、正解かし、ら」 💠「…………ねぇ、雷夢(らいむ)。冥土の土産に教えて。」 💠「貴方………何者なの。」

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