nana

任侠 前編
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演出:SE 朝 演出:SE ラジオ体操 演出:ちょい間 演出:SE 自転車 石倉:「うぃおはよーさん。 うぃおはよーさん。 ・・おい女学生。自転車こぐ時はイヤホン取れ。 ・・・ガタガタうるせぇんだよ補導するぞ。」 演出:SE ピンポン&ドアガチャリ 石倉:「よぉヤクザ。」 ツヨシ:「なんだマッポ。朝っぱらからガサ入れか?」 石倉:「ラジオ体操は終わったか?」 ツヨシ:「あぁ。」 石倉:「鰹節買ってきた。朝飯食うぞ。」 ツヨシ:「バカ野郎。1合しか炊いてねぇよ。」 石倉:「バカ野郎。サトウのごはんも買ってきてあるよ。 余った分置いてってやるから非常食にしろ。」 演出:ちょい間 ■1:32〜 ツヨシ:「いただきます。」 石倉:「あの頃と違って・・お互い金持ってんのに、結局ネコまんま食ってるのが一番しっくりくんだよな。」 ツヨシ:「・・・・・・(完全無言)」 石倉:「・・おめぇは相変わらずお上品に食うな。」 ツヨシ:「・・・・・(完全無言)」 石倉:「そういや蕎麦屋の婆ちゃんが礼言ってたぞ。 いきなりやって来た迷惑系ユーチューバーを追っ払ったんだってな。」 ツヨシ:「・・・・・・・(完全無言)」 石倉:「俺達警察は民事不介入がどうたらこうたらで動きづれぇ所があるから、ツヨシみてぇのが居てくれて下町の人間はみんな助かってるよ。」 ツヨシ:「・・・なぁ石ちゃん。」 石倉:「お?」 ツヨシ:「俺と朝飯食いたくて来たわけじぇねぇんだろ?」 石倉:「・・・・・・・(完全無言)」 ツヨシ:「用件はなんだよ?なんかあったのか?」 石倉:「んだよ。用事がねぇとダチに会いに来ちゃダメなのかよ。 ツヨシ:「・・・・・・・・・(完全無言)」 石倉:「・・分かった分かった。 ・・悪りぃけど、14時頃にナナ公園に来てくれ。」 ツヨシ:「・・・・・(完全無言)」 石倉:「ツヨシに見てもらいてぇもんがある。」 演出:ちょい間 演出:SE 公園系 ■3:03〜 ツヨシ:「待たせたな。」 石倉:「おう。」 ツヨシ:「私服に着替えたのか?」 石倉:「お巡りさんが立ってたら子供たちみんな怖がるじゃねぇか。」 ツヨシ:「・・・・・・・(完全無言)」 石倉:「あそこの砂場で1人で遊んでる男の子。見えるか?」 ツヨシ:「あぁ。」 石倉:「この前、ウチの派出所に来たらしくてな。 財布が落ちてたから届けてくれたんだ。」 ツヨシ:「まだ小(ちぃ)せぇのに、 石ちゃんと違って立派なもんじゃねぇか。」 石倉:「まぁそれは良いんだがよ。そん時対応した署員が、あの子の腕の傷に気付いてな。」 ツヨシ:「傷?」 石倉:「その署員の奴、若いのにミョ~に鼻が利くやつでな。 一見ただの打撲痕で、あの子自身も“保育園で転んだ”って言ったらしいが、しつこく聞いてみたそうだ。」 ツヨシ:「・・・・・・・(完全無言)」 石倉:「最初は転んだって言い張ってたあの子も、とうとう折れて・・今にも泣き出しそうなか細い声で教えてくれたらしい。」 ツヨシ:「・・・・・・・(完全無言)」 石倉:「“お父さんに叩かれた”って。」 ツヨシ:「・・・・・・・(完全無言)」 石倉:「そしたらビックリ。 腕の傷はあんま目立たなかったが、服めくらせてお腹と背中を確認したら、至る所がビッシリと黒ずんでたそうだ。」 ツヨシ:「・・・・・・・・(完全無言)」 石倉:「十中八九・・あの子は父親から虐待を受けてる。」 ツヨシ:「・・・父親には会ったのか?」 石倉:「あの子に話を聞いた署員と俺の2人で家まで言って、父親を激しく問い詰めた。 だが・・しらばっくれやがった。」 ツヨシ:「・・・・・・・(完全無言)」 石倉:「あの子も・・父親本人を前にして怖くなったんだろうな。 “さっきのは嘘です。友達と保育園で戦隊ヒーローごっこしてただけです”って供述を変えちまった。」 ツヨシ:「・・・・・・・(完全無言)」 石倉:「当事者がそう言っちまったからには俺達も引き下がるしかねぇだろ・・。 おめぇがこの前解決した蕎麦屋の一件と同じで、 民事不介入がどうたらこうたらで・・ 俺達はこれ以上首突っ込めなくなっちまったんだよ。 一応児童相談所も調査に動くとは思うが・・ 結果は同じだろうな。」 ツヨシ:「・・あの頃も今も・・警察は役に立たねぇな。」 石倉:「ちげぇねぇ。」 ツヨシ:「・・・・・・(完全無言)」 石倉:「・・・依頼料は今朝の鰹節でいいか?」 ツヨシ:「・・・バカ野郎。今度たくあんも持って来い。」 石倉:「んじゃ俺は署に戻るからよ。」 演出:SE 足音 演出:ちょい間 演出:SE 足音 ■6:26〜 ツヨシ:「ボウズ。なに作ってるんだ。」 ■6:30〜 ショウ:「・・・・おじさん誰・・?」 ■6:34〜 ツヨシ:「・・・・・お父さんの友達だ。 ボウズが赤ん坊の頃に抱っこしたんだけど覚えてねぇか?」 ■6:43〜 ショウ:「僕・・ボウズじゃない。 ショウって言うんだよ。」 ■6:48〜 ツヨシ:「あぁそうか・・ショウって名前だったな。」 ■6:53〜 ショウ:「これ見て。砂のお城。」 ■6:57〜 ツヨシ:「・・・・でっけぇな。」 ■6:59〜 ショウ:「お母さんが病院から帰ってきたら、こういう所で一緒に住むんだ。」 ツヨシ:「・・・・・・・(完全無言)」 ■7:07〜 ショウ:「お父さんの友達ならおじちゃんも遊びに来ていいよ。」 ■7:14〜 ツヨシ:「・・・母ちゃんはずっと病院にいるのか?」 ■7:18〜 ショウ:「うん。お母さん、風邪がひどくなっちゃったみたいでずっと病院にいるんだ。」 ツヨシ:「・・・・・・・・(完全無言)」 ■7:27〜 ショウ:「だからお母さんが帰ってくるまで僕、良い子で待ってないと。」 ■7:35〜 ツヨシ:「父ちゃんは・・母ちゃんがいねぇからイライラしてるのか?」 ショウ:「・・・・・・・・・(完全無言)」 ツヨシ:「・・・・・・・(完全無言)」 ■7:44〜 ショウ:「お父さんも・・お母さんがいないから寂しいだけだよ。」 ツヨシ:「・・・・・・・(完全無言)」 ■7:52〜 ショウ:「お母さんがいないから、 我慢してたお酒飲んじゃうだけだよ。」 ■7:59〜 ツヨシ:「ショウは・・父ちゃんが好きか?」 ■8:02〜 ショウ:「うん!お母さんもお父さんも大好き。」 ■8:07〜 ツヨシ:「・・・そうか・・・。」 ■8:10〜 ショウ:「・・出来た!お城みたいでしょ?」 ■8:15〜 ツヨシ:「・・・なぁショウ。父ちゃんが帰ってくるまで、俺とかくれんぼして遊ばねぇか?」 ■8:22〜 ショウ:「かくれんぼ?!うん!やるやる!」 ■8:26〜 ツヨシ:「公園だと広くて大変だから、 ショウの家でやりてぇんだけど・・いいか?」 ■8:33〜 ショウ:「いいよ!じゃあ一緒に帰ろ!」

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