nana

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シリーズ台本『安らかに、楽に。』第4話です。 ↓過去のエピソードはこちら https://nana-music.com/playlists/4256203 世界観を壊さない程度にアレンジ・アドリブ何でもOKです。 コラボの際は歌い手様と友情出演者様に拍手・コメお願いします。私には無しでも大丈夫😎 ☆配役☆ 葛西∶女性 主人公 (演者様の性別は不問) タジマ∶男性 準主人公 (演者様の性別は不問) 今話は2人劇です。⋯⋯お待たせしました😎 今話の主役はタジマさんです〜🤓 ☆本文☆ ※■タイムスタンプ は新nanaのカウントアップです。 ※ほぼ全台詞にゆとりを持たせてあるので“無言の間”に使ってください。 ■0:00〜0:30 回想(SEのみ) ■0:33〜 演出:SE 歩く音 演出:SE ドアカラカラ ■0:42〜 葛西:「タジマさんごめん。加湿器なんだけどやっぱりお言葉に甘え・・テ・・・。」 スズキ:「おはようございます。すみませんタジマさんじゃなくて・・。」 ■0:52〜 葛西:「え~っと・・名前なんだっけ?」 スズキ:「スズキです。・・ほら、初めての執行の際にタジマさんの隣で大臣に電話をかけようとしてた。」 ■1:02〜 葛西:「あぁ、スズキ君ね。」 スズキ:「タジマさんなんですけど今週いっぱい有給なので代わりに私がなんなりと請け負います。加湿器購入の件もタジマさんから聞いてますよ。」 ■1:12〜 葛西:「じゃあよろしく。」 スズキ:「かしこまりました。」 ■1:16〜 葛西:「でも珍しいね。タジマさんが1週間も休み取るなんて。」 スズキ:「あの人、普段は仕事命の人ですからねぇ。」 ■1:26〜 葛西:「どっか旅行にでも行ってるの?」 スズキ:「あ~・・一応福岡には行ってるんですけど・・旅行じゃ無くて実家への帰省ですね。」 ■1:38〜 葛西:「タジマさんって九州の人なんだ。」 スズキ:「・・何十回目かの、 お母さんの法要なんすよ。」 葛西:「・・・・・(完全無言)」 スズキ:「あの人・・毎年どんなに忙しくても、どんなに省内が慌ただしくなってようと、お母さんの命日の時には必ず地元に帰って、お線香上げてるんですよ。」 ■1:58〜 葛西:「・・・“何十回目”って事は、ずいぶん早く亡くなったんだね。」 スズキ:「確か・・“中学の時”って言ってたかな? 癌だったみたいですけど、発見が遅れて見つかった時にはかなり進行してたそうです。」 葛西:「・・・・・・(完全無言)」 演出:SE キーボード入力 スズキ:「最期も・・容態が急変した時も、学校早退してチャリで激走して病院に向かったそうなんですけど・・。」 葛西:「・・・・・・(完全無言)」 スズキ:「“当時小学生だった妹と親父は間に合ったけど、俺は間に合わなかった。最期を看取ることが出来なかった”って・・すげぇ後悔してました。」 葛西:「・・・・・・(完全無言)」 スズキ:「タジマさんって、ああ見えて情に厚い所があるから・・・・って!葛西先生・・聞いてます?」 ■2:47〜 葛西:「話、長いよ。途中から聞いてない。」 スズキ:「・・・相変わらずマイペースだなぁ・・。」 演出:SE 演出:ちょい間 演出∶SE 加湿器 演出:SE 紙パサッ ■3:02〜 タジマ:「こちらが、新しい安楽死希望患者のカルテになります。」 葛西:「・・・・・・・・(完全無言)」 ■3:08〜 タジマ:「イシダ ヨネコさん74歳。 膵臓癌(すいぞうガン)のステージ1(ワン)と診断され・・ 我々も再三(さいさん)に渡り本人と面談の場を設けましたが・・本人は安楽死を強く望んでいます。」 ■3:23〜 葛西:「膵臓癌(すいぞうガン)と言えども・・まだステージ1(ワン)なのに・・か。」 ■3:30〜 タジマ:「2年前に1人息子のツネヨシさんが交通事故で急逝(きゅうせい)した事が・・大きな影響を及ぼしているようです。」 葛西:「・・・・・・・・(完全無言)」 ■3:40〜 タジマ:「シングルマザーとして・・ 親1人、子1人のご家庭だったようで、 息子さんが亡くなった今・・“ガンと戦ってでも生きたいという気力が無い”と・・。」 ■3:53〜 葛西:「第三者の承諾は取れるの?」 ■3:56〜 タジマ:「疎遠気味(そえんぎみ)ではありましたが、姪っ子さんと連絡が付き、承諾も取れています。」 ■4:04〜 葛西:「厚労省としての意見は?」 ■4:08〜 タジマ:「・・・・・安楽死を承認します。」 ■4:12〜 葛西:「・・・そう。」 ■4:14〜 タジマ:「ガン治療の大変さや苦しさは・・私もよく分かっているつもりです。」 葛西:「・・・・・・・・(完全無言)」 ■4:23〜 タジマ:「本人が治療を拒否して安楽死を望む以上・・我々は引き留めません。」 ■4:30〜 葛西:「・・分かった。 じゃあ日程の調整に入って。」 ■4:34〜 タジマ:「分かりました。」 演出:ちょい間 葛西:「・・・・・・・・・(完全無言)」 ■4:38〜 タジマ:「・・?・・私の顔に何かついてますか?」 ■4:42〜 葛西:「ううん。なんでもない。」 タジマ:「・・・・・・・(完全無言)」 葛西:「・・・・・・・・(完全無言)」 ■4:46〜 タジマ:「(軽くため息)・・フゥ。・・厚労省イチ、口の軽いスズキの事ですから、先週の有給理由も先生の耳に入っているかもしれませんが・・。」 葛西:「・・・・・・・(完全無言)」 ■4:59〜 タジマ:「仕事とプライベートは完全に分けていますのでご安心ください。」 葛西:「・・・・・・(完全無言)」 ■5:05〜 タジマ:「それに・・もう遥か昔の事ですから・・。 この時期が来たからと言って、しんみり感傷(かんしょう)に浸(ひた)るフェーズはとっくに終わっています。」 ■5:17〜 葛西:「・・・・そう。」 演出:ちょい間 演出:SE 風 演出∶SE 安楽死 執行室 ■5:26〜 葛西:「それでは、薬を投与させて頂きます。 目を閉じて・・ゆっくりと力を抜いてください。」 ■5:36〜 ヨネコ:「・・ハイ・・・。」 ■5:38〜 葛西:「だんだんと・・ 眠気のようなものを感じてきますので、 無理に抗(あらが)おうとせず・・それに応じるように、 安らかに身を預けてください。」 ■5:51〜 ヨネコ:「・・・ハイ・・・。」 ■5:53〜 葛西:「もしご希望でしたら、手を握っていましょうか?」 ■5:58〜 ヨネコ:「・・ダイジョウブ デス・・アリガトウ・・。」 ■6:04〜 葛西:「では・・始めさせて頂きます。」 ヨネコ:「・・・・・・・(完全無言)」 演出:SE ドアカラカラ ■6:13〜 タジマ:「あれ?いつもより早いですね・・。」 ■6:16〜 葛西:「・・・タジマさん。」 ■6:17〜 タジマ:「はい・・。」 ■6:18〜 葛西:「ごめん。お腹痛くなった。」 ■6:21〜 タジマ:「・・・・は?」 ■6:22〜 葛西:「悪いけど、私の代わりにヨネコさんの傍(そば)にいてくれる?」 ■6:27〜 タジマ:「・・・・は!?」 ■6:28〜 葛西:「ごめん。もう漏れそう。 点滴は開始して、あとは看取(みと)るだけだから。」 ■6:33〜 タジマ:「いや・・いやいやいやいや!医師では無い厚労省 職員が立ち会ったらマズいですよ・・!」 ■6:41〜 葛西:「じゃあよろしく。」 演出:SE 歩く音 ■6:44〜 タジマ:「ちょ・・葛西先生!!」 演出:ちょい間 演出:SE ドアカラカラ ■6:54〜 タジマ:「失礼・・します・・。」 ヨネコ:「・・・・・・・・(完全無言)」 ■7:01〜 タジマ:(ちょい小声&恐る恐る) 「イシダさん。タジマ・・です・・。すみません・・葛西先生は・・すぐ戻りますので・・。」 ヨネコ:「・・・・・・・(完全無言)」 タジマ:「・・・・・・・(完全無言)」 ヨネコ:「・・・・・・・・(完全無言)」 タジマ:「・・・・・・・・(完全無言)」 ■7:16〜 ヨネコ:「・・・・・ツネ・・・・。」 ■7:18〜 タジマ:「え・・・・?」 ■7:20〜 ヨネコ:「・・・ツネ・・・ツネ・・・。」 タジマ:「・・・・・・・・・(完全無言)」 ヨネコ:「・・・・・・・(完全無言)」 タジマ:「・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・(完全無言)」 ■7:29〜 ヨネコ:「・・ツネ・・・・。」 演出∶SE パイプ椅子 ■7:33〜7:37 タジマ:「・・なんね・・母ちゃん。ここにおるよ・・。」 (どうした・・母ちゃん。ここにいるよ。) ヨネコ:「・・・・・・・・・(完全無言)」 ■7:41〜 タジマ:「・・母ちゃん・・俺・・間に合(お)うたばい・・。」 (母ちゃん。俺・・間に合ったよ。) ヨネコ:「・・・・・・・(完全無言)」 ■7:48〜 タジマ:「ずっと・・俺が手ば握っとーけん・・心配せんでよかよ・・。」 (ずっと俺が手を握ってるから、心配しなくていいよ。) ヨネコ:「・・・・・・・・(完全無言)」 ■7:58〜 タジマ:「・・母ちゃん・・よう頑張ったな・・。 (母ちゃん。よく頑張ったな。)」 ヨネコ:「・・・・・・・(完全無言)」 ■8:03〜 タジマ:「あん時は・・反抗期で・・ あんまり面と向かって言えんやったけど・・。 (あまり面と向かって言えなかったけど)」 ヨネコ:「・・・・・・・(完全無言)」 ■8:10〜8:13 タジマ:「ありがとな・・母ちゃん。」 演出∶ちょい間 ■8:17〜 タジマ:「母ちゃん・・俺、今・・ 厚生労働省で働いとー。」 ヨネコ:「・・・・・・・・(完全無言)」 ■8:25〜 タジマ:「運動もできんで・・ケンカも弱くて・・ イジメられてばっかりやった俺に・・ “頭で見返せ”って、 ハッパかけてくれた母ちゃんのおかげばい。」 ヨネコ:「・・・・・・・・(完全無言)」 ■8:38〜8:48 タジマ:「今の俺があるんは・・ 全部母ちゃんのおかげばい。 やけん・・俺の事は・・ もう心配せんでよかよ・・。」 演出∶長めの間 演出∶SE ドアカラカラ 葛西∶「・・・・・(完全無言)」 ■9:38〜 タジマ∶「・・腹痛は治りましたか・・?」 ■9:41〜 葛西∶「おかげさまで。」 ■9:44〜 タジマ∶「・・出すもの出して・・ スッキリした顔されてますもんね。」 ■9:50〜 葛西∶「・・・お互いにね。」 ☆終劇 (続く)☆ 作者より∶葛西先生はホントにお腹が痛くなったのか⋯それとも⋯⋯。 聴き手がどちらとも考察できるお芝居(わざとらしくない腹痛演技)だと嬉しいです〜。 主題歌『月光花』Janne Da Arc 歌∶soyoさん 伴奏∶https://youtu.be/xpPidjGFieE?si=2fgFFW0FUSKEGp4G #デンクレ劇場 #声劇 #台本

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