nana

コインロッカーベイビー
81
18
コメント数0
0

活動記録:No.18 課外活動『調査!!赤ちゃんロッカー』 📧羽上明日葉 https://nana-music.com/users/10523311 🍀雪代翠 https://nana-music.com/users/7125197 🍀あってないような ふたりのヒミツを 全部まとめてロッカーへ 📧重なり合った 愛と愛をまた 全部まとめてロッカーへ 🍀それは 想像で出来たシアワセを 詰め直そうと閉じ込めたココロ 📧(僕は 能動的に忙しい身なんだ) ❤️‍🩹お邪魔な荷物は ぽぽいのぽいぽいぽい 📧指先から 伝わる感動を 全部まとめてロッカーへ 🍀喉元から 掻き出す感情を 全部まとめてロッカーへ 📧ふが抜けてる君は「ふ」必要 それが何だって事なんだってば 🍀(忙しい内緒は卒業しよう) ❤️‍🩹なんて好き勝手言ってさ…! ❤️‍🩹それじゃ サヨナラ サヨナラ コインロッカーベイビー 📧巡り巡る恨み晴らせ ❤️‍🩹後から後から混ざる種は 🍀メを掲げようと震えてた ❤️‍🩹けれど ごめんね ごめんね コインロッカーベイビー 🍀廻り回る命燃やせ ❤️‍🩹痛みを逃れて夢の中へ 📧現実を隔てて笑ってた… コインロッカーベイビー https://youtu.be/QA5zuzc1WYA?si=xwJN68xtlwKuZahB 📧「コインロッカーベイビーって、知ってマス?」 🍀「ああ、今回の調査の?」 📧「ハイ」 翠は苦笑をひとつ落とし、明日葉の方に向き直った。今回の調査候補に、『赤ちゃんロッカー』という項目があった。 🍀「元々知ってたんでしょ?どこで知ったの?」 📧「昔のニュースですヨ。昨日一気見してマシタ。再放送のまとめ動画。“コインロッカーベイビー”って言葉が強すぎて、ちょっと忘れられなくテ」 明日葉は椅子に浅く腰かけ、足をぶらぶらさせている。翠は窓の外に目を向けたまま、しばらく答えなかった。 明日葉は何気なく翠が知っているか思っただけなのかもしれない。だが、翠は記憶にある赤ちゃんロッカーのニュースを思い浮かべ、内心で顔を顰める。 ふと、明日葉の思想について尋ねたいと思った。 🍀「わざわざ、って思った?」 📧「思いマシタ。“どうしてロッカー?”ッテ。誰かの家の前でも、施設でも、病院でもナク。」 🍀「…見つけてほしかったから、だと思う」 📧「あ、ナルホド。放置じゃなくて、発見前提ってことデス?」 🍀「うん。完全に捨てるなら、人目につかない場所を選ぶのかなって。コインロッカーは、誰かが必ず開けるから。」 翠は指先で机をなぞる。癖のない、ゆっくりした動き。明日葉はそれをじいっと目で追った。 🍀「育てられない、でも殺したくもない。誰かに託したいっていう、選択をしたから、コインロッカーだったのかなって。」 📧「ふーん……」 明日葉は軽く相槌を打ちながら、翠の動きを真似るようにゆっくりと机をなぞった。 📧「でも、ちょっとズルくないですカ?」 🍀「ズルい?」 📧「責任は手放すケド、希望は置いてく、ミタイナ。そのクセ、繋がるかどうかは他人に丸投げデスヨネ。」 翠は小さく息を吐いた。どうやって生きて、どうやってその考えを得たのか。明日葉にふつふつと興味が湧く。 🍀「そうだねぇ。だからこそ、後に残される人の感情が重いのかも?」 📧「……拾った人?」 🍀「拾われた側も、拾った側も。“選ばれなかった理由”が、ずっと残ると思うよ。」 明日葉は首を傾げる。翠だって分からない。だって翠は、厳しい家ではあったが、捨てられてはいないし愛情は受けている。少なくとも『親から選ばれなかった』とは思ったことがなかった。 📧「でも赤ちゃん、覚えてないですヨネ?」 🍀「覚えてなくても、痕跡は残っちゃうからな〜。それこそ書類上とか、理由のない欠落感とか」 📧「へぇ〜……人って面倒デスネ」 言いながら、明日葉は笑う。 翠はその笑顔を見て、少しだけ視線を和らげた。 🍀「あすちゃんは、もしロッカーがあったら?」 📧「???」 🍀「置いていけるコインロッカー。物でも、感情でもなんでも!」 📧「ウーン……」 明日葉は少し考えてから、あっさりと言い放った。 📧「怒りトカ?あと、失敗したときの恥ずかしさも、置けるなら置きたいデス」 🍀「恥ずかしさとかあるんだ」 📧「たまにアリマス!だって、それ、持ち歩く意味ないじゃないですカ」 翠は一瞬黙り込む。 その沈黙は、明日葉の軽さを否定するものではなかった。 🍀「私は……」 1度言葉が止まる。 🍀「恨み、かな。」 📧「恨みの感情トカ、あるんデス?」 🍀「偶にね!それこそ、もう使い道がないのに、捨て方が分からないやつ」 📧「あ、それもロッカー向きデスネ」 🍀「向き、って……」 📧「ハイ。“今は不要です”って貼り紙して、鍵かけて」 明日葉は、鍵を回す仕草をする。 📧「いつか必要になったら、また開ければいいデスシ」 🍀「……本当に、必要になるかな」 📧「ならなかったら、それで成功ですヨ」 「お邪魔な荷物はポポイのポ〜イ!」指先をクルクルと回しながらそう口遊む明日葉に、翠は小さく笑った。 🍀「感情を置き去りにするのは、あすちゃん的には逃げじゃない?」 📧「一時預かりデス」 🍀「なるほどね」 📧「一定期間立ったら、そのまま捨てられマス」 机の上には、何も置かれていない。 けれど、2人の間には、見えないロッカーがひとつ分、確かに空いていた。 🍀「……もしそんな場所があったら」 📧「ハイ」 🍀「私は、いれちゃうものも、あるかなぁ」 📧「わかりマス。“捨てた”って思いたくないもの、ありますもんネ」 2人は同時に視線を外す。 鍵のかからない沈黙が、静かにそこに置かれたまま。 #超常現象研究部

partnerパートナー広告
music academy cue
0コメント
ロード中