nana

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─────彼女は努力を惜しまない 𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃 start···▸ ある意味無敵な毒舌家 ここは街中の隠れ家的なカフェ。 4人が打ち合わせでよく利用する店でもある。 店内の一番手前の席に座っているのは ?「で?急になんだよ楸」 楸「瞬!声大きい!!」 瞬と楸のふたり。どうやら彼を呼び出したのは楸だったらしい。 瞬「それお前にブーメランな」 楸「気づかれたらどうするの!?」 ────いつもの口喧嘩が始まろうとしたその時 ?「楸が声抑えたらいいと思うよ」 楸「要!遅い!」 要が遅れて到着した。 要「ごめん…ちょっと舞い降りてきてさ」 楸「作曲どころじゃないの!!すごく大事なこと!」 瞬「はいはい、分かったから声抑えろよ」 楸「よし、揃ったね!今日集まってもらったのは他でもない!璃蘭のこと!」 要「うん…抑える気ないね」 瞬「耳ついてんのか?」 楸「こらそこ!きいてる!?」 要・瞬「「きいてない」」 息ぴったりである。 楸「もうー!!!!」 要「楸、いい加減気づかれるよ?」 ごもっとも。 楸「!……じゃあ本題に入るよ。あそこ見て」 楸が指をさした先には、物憂げに端末を眺める見慣れた女性の姿がある。 彼女は3人が座る席よりも奥に座っていた。 瞬「璃蘭じゃん。なんで呼ばねぇの」 楸「まぁ見ててよ」 しばらく女性の方を見ていると、彼女の元に1人の男性が近づいていく。 瞬「……おい、あれ」 楸「そう!そうなの!これで3人目!!」 要「何かの勧誘かな」 瞬・楸「は?/え?」 楸「いやいやいやいや待ってよ要!!あれはどう見ても違うでしょ!!」 要「え、勧誘じゃない?」 瞬「どう見ても違うだろ。で、俺たちを呼んでどうする気だよ。助けろって?」 楸「違う違う」 瞬「はぁ?」 楸「まぁ見てなよ」 女性に近づいた男性はしきりに何かを謝っているようだ。 要「……なんか様子がおかしいな」 瞬「あっ…逃げた」 楸「おぉぉ!!また撃退しちゃった!!」 要「え、3人目って…」 楸「璃蘭に睨まれたら泣く自信しかない…」 瞬「そのうち、投げ飛ばすんじゃねぇの?」 楸「護身術は知ってるみたいだよ?たしか合気道だったかな」 要「お強い……」 瞬「おっかねぇなおい」 楸「実はこのメンバーの中で1番強かったりして!」 要「それは…どうだろう」 楸「じゃあ…今度、腕相撲してみてよ!!」 要「え、俺?」 楸「瞬でもいいよ?」 瞬「パスで」 楸「もうー!!!」 瞬「気になるなら自分でやれよ」 楸「え…?そ、そそそそそれは……」 言い出した割に、自分が試すという選択肢が頭になかった楸。 要「楸どうした?」 ────すると ?「随分楽しそうね」 いつの間に気づいたのか、璃蘭がすぐ近くに立っていた。 瞬「!…璃蘭」 璃蘭「どういうつもり?こんな公共の場で目立つようなことして」 楸「りりりり璃蘭!!?いつの間に!!」 璃蘭「あんたの下手な尾行から気づいてたわよ」 瞬「尾行したのかよ」 璃蘭「…全く。あんたの好奇心は今に始まったことじゃないけど」 楸「だって…最近、璃蘭いつもどこかに行って遅くまで帰ってこないし……私たちのことどうでもよくなったのかなって……」 璃蘭「どうしてそうなるの…スタジオ借りて練習してただけ」 楸「ほんとに?」 璃蘭「それ以外ある?」 楸「なら、私たちも誘ってくれたらよかったのに…」 璃蘭「…拗ねてるの?」 楸「…別にー?」 璃蘭は努力家であり、完璧主義でもある。 楸が歌に妥協を許さないように。 要が自分の曲に誇りを持っているように。 瞬が作詞に全てを注ぎ込むように。 彼女にも譲れないプライドがあるのだ。 璃蘭「(ため息をつき)次のセッションまでに完璧にしておきたかったの」 楸「…え?」 璃蘭「あんたの無茶なアドリブに応えられるくらいにね」 楸「…璃蘭」 璃蘭「自由奔放なあんたに合わせられるのは私たちくらいでしょ?」 そして、この4人で創る音楽を愛し、尊んで。 永遠不滅を願った。 楸「りらーーーーーーーん!!!!!」 瞬「要するに楸の勘違いってわけか」 楸「…うっ」 璃蘭「下手な尾行して捕まらなかっただけましなんじゃない?」 楸「……うっ」 瞬「にしても、なんであそこで待ってたんだ?」 璃蘭「楸の尾行に気づいてたからよ。どうせあんたたちも巻き込むだろうと思ってね」 要「…見透かされてるな」 瞬「手のひらの上ってわけかよ」 楸「でもでも!ペルソナ解散の危機は防げたわけだし!」 瞬「開き直るなよ」 楸「一件落着!!!よし!歌おう!!」 璃蘭「私の話聞いてた?」 楸「大丈夫!璃蘭はもう完璧!!」 ────あぁ、まただ。 璃蘭「!」 楸「そうでしょ?」 楸の言葉に彼女がどれだけ救われてきたのか、楸自身は全く気づいていないのだろう。 璃蘭「……私も大概…音楽バカよね」 たまには流されるのも悪くない、と。璃蘭は微笑む。 楸「そうと決まったらレッツゴーだよ!!!」 瞬「へいへい…ボス」 楸「ボスじゃなくてリーダーがいい!!」 瞬「どっちも似合わねぇな」 楸「はぁ!!?」 和やかに店を出ていく2人 その後に続こうとした璃蘭だったが、途中で立ち止まってしまう。それに気づいた要が振り返る。 要「…どうした?璃蘭」 璃蘭「あの子からの信頼は……怖いわね」 要「怖い?」 璃蘭「そうであるべきだって、境界線を決められてるみたい。"ここまで上がってこれるでしょ?"って」 要「……あぁ」 璃蘭「……だから、あの子の期待に応えたい。根拠のない自信も、無責任な信頼も…全部。あの子の魅力になるのなら」 要「…褒めるか貶すかどっちかにしたら?」 璃蘭「両方」 要「辛辣だな…」 璃蘭「要」 要「ん? 」 璃蘭「黙っててくれてありがとう」 璃蘭がスタジオで練習していたことを彼は既に知っていた。知っていてあえて黙っていた。 要「…期待に応えたい気持ちは分かるから」 2人は似たもの同士なのかもしれない。 ─────すると 要「噂をすればかな」 痺れを切らした楸が電話をかけることも、2人には想像がついていた。 要「はい」 楸『(遮るように)ちょっと要!璃蘭も居るんでしょ!早く来てね!!』 要「はいはい」 楸「はいは1回!!」 要「はーい」 楸『もうーーー!!早く来てよね!』 言うだけ言って勢いよく切られた通話。 よほど歌いたいらしい。 その真っ直ぐさは羨ましくも感じる。 璃蘭「…ほんとあの子はいつだって眩しい」 要「……だな」 2人は笑い合うと店を後にした。 FIN 𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃 Riran ________𝐩𝐫𝐨𝐟𝐢𝐥𝐞________ 年齢:??? 血液型:A型 干支:??? 誕生日:??? 身長:167cm 家族構成:??? 趣味:読書、ピアノ 最近の悩み:楸の思いつきがいつも急すぎること バンドにおける役割:キーボード 担当季節:冬 歌唱マーク:❄ イメージカラー:紫 𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃 現在公開可能な情報 完璧主義者な彼女は、一部のメンバーの知らないところで練習を重ねている。妙なところで勘が鋭い要には既に知られている。だが、その度に尾行されては困るためカミングアウトを決意したようだ。 楸への憧れや敬意は秘めたままだが、いつか"対等"になれることを彼女は願っている。 彼女に隙はない。 護身術として合気道を習得しており、腕相撲1つでも恐らくメンバーを上回るだろう。 𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃 ◆ CAST(※敬称略) ❄璃蘭 cv.ナナシ(https://nana-music.com/users/7626901) 🍁楸 cv.しらゆき(https://nana-music.com/users/5043155) 🌻瞬 cv.冬華(https://nana-music.com/users/8527560) 🌸要 cv.由季(https://nana-music.com/users/8432450) ◆サムネイル(※敬称略) MΔWΔTΔ X(旧Twitter) @maware_grgr8109 ◆BGM(※敬称略) Little flower's song/のる 秋/のる 貧弱な勘が冴え渡る的なBGM/鷹尾マサキ 露草/MATSU 桜色に染めて/田中芳典 ◆SE(※敬称略) 効果音ラボ 小森平 OtoLogic On-Jin~音人~ ◆編集 由季

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