
灰翼のバロック4:羽根のない天使
🔷あなた様 🔶あなた様
*灰翼のバロック4:羽根のない天使 ---------------- 羽根をもがれた天使が密室で息絶えていた。 ルシエルは「天使内部の粛清だ」と断言するが、 久堂は“別の力”の存在を疑う。 ---------------- 🔹 ……天使が、こんな死に方をするなんてな。 羽根を全部奪われてる。 まるで“力”を根こそぎ吸われたみたいだ。 🔸 他の天使たちへの見せしめ…… 内部の粛清ですね。 羽根をもぐのは裏切り者への処刑。 天界の古いやり方です。 🔹 天使同士ならもっと派手な痕跡が残るはずなのにおかしいな。 そうなると、天使じゃないもっと違う何かが干渉したのか? 🔸 あぁ……天使の力を真似たモノを感じますね。 人間にそんな真似ができるでしょうか。 🔹 見ろ、羽軸の根元。 焼けた跡が二種類ある。 ひとつは天使の光……だがもうひとつは火だな。 羽根を断ち切ってる。 🔸 ……誰かが途中から力技で引きちぎったってことですか。 🔹 あぁ。 しかも天使の身体にはロープの“拘束痕”がある。 🔸 ロープで天使を縛る? そんな無謀な真似をするのはーー 🔹 誰かが天使を“狩ってる”。 内部粛清なんかじゃない。 🔸 人工羽根……人間が作ったニセモノ。 🔹 天使の罪に見せかける偽装工作。 でも今回は逆だ。 天使が“被害者”になっている。 🔸 久堂さん……マズいです。 天界は仲間を殺されたら黙ってない。 奴らの報復は絶対です。 🔹 だったら急がないとな。 正体を突き止めるぞ。 ---------------- アドリブ歓迎 🔹久堂(くどう) 探偵(元警官) 数年前、天使による“聖域粛清事件”を捜査中に、警察上層部の圧力で真相を隠蔽された。 現在は人間と“異界存在”の両方を相手にした探偵業を営む。 ルシエルとはその事件をきっかけに出会い、奇妙なバディ関係を続けている。 🔸ルシエル(Luciel) 悪魔(元天使) 天界の“秩序”が暴走し、感情を持つ天使たちを次々と粛清していた時代。その中でルシエルは「人間を見捨てる天界のやり方」に背を向け、自ら堕天。 現在は久堂とともに人間界に潜む“天使犯罪”の痕跡を追っている。
