【2人声劇】リリーと呼ばれた女
リリー∶もた ✕ テッペイ∶KEN ✕ 歌∶kimi様 ✕ 伴奏∶ないら様
デンクレさん素敵な台本を作ってくださりありがとうございます。 この台本は私の中で大変覚悟のいる台本でした。 私は身売りをしていたことがあります。 ヤクザのお客様。少なくありません。 みなさま綺麗に遊ばれていかれます。 私の本指名だったお客様で忘れられないお客様がいらっしゃいます。 その方もヤクザの方でした。 私の母の元彼が元ヤクザだったんですよ〜って話で「え!?どこの組!?」って話をきっかけに仲良くなったのが始まりです。 プレイ後は毎回最後に少しぬるくなった350mlのお酒を乾杯して、タバコを吸う。コールが鳴ったらさようなら。 それだけの関係でした。 ですが、私が出勤の時はいつも最後の枠にきてくださりお酒と私のタバコを買ってきてくれる方でした。 3ヶ月ほど通っていただいた時、 いつも通り最後にお酒を乾杯していたら、仕事の相方が4桁万円のお金を横領して逃亡した。とお話をされ、その肩代わりをしなきゃいけなくなってしまったから今後どうなるかわからない。とりあえず来れるのは今日が最後かもしれない。とおっしゃっており、2人で泣きながらタバコを吸ってお酒を飲んで、コールが鳴って「幸せになってください」とお伝えしたのを覚えています。 その思い出がフラッシュバックして、 最初のシャワーのシーンは大変辛かったです。 その後テッペイとホテルで話すシーン「約束だからね」からのセリフで違和感を覚えた方がいらっしゃると思います。 夜の世界で果たされる約束はほとんどありません。 常に出会いと別れの世界です。 キャストの入れ替わりも激しい世界。 お客様が突然来なくなってしまうこともある。お店が摘発されることだってある。ヤクザが絡んでしまうなら尚更果たされない約束だと知っています。 なので私は「約束だからね」以降のセリフは半分諦めたような演技にいたしました。 そして広島編はデンクレさんに謝罪したいです。夜の仕事で無気力、無感情に壊れていく人をあまり見てきておらず、そして、私もそうだったため、無感情に壊れる演技がどうしてもできませんでした。 1番最初に働いていたお店のトップの嬢の方は待機室で合うといつも「わー!もたちゃん!」って声をかけてくれる方で、いつも笑顔で、チョコレートくれたり飴くれたり、スタッフさんにも明るくお話をされている方でした。ですが私が辞めてから掲示板で書かれていたのは、薬物の所持使用が確認され在籍が消された。とのこと。 他にも、お風呂屋さんで働いていた時に講習をしてくださっためちゃくちゃ明るいお姉さんの腕がケロイド状になるまでの自傷の跡でいっぱいだったこと。 また、通っていたコンカフェの子でいつも元気で、秋葉原のメイド通りで1番大きい声でビラを配っていて、Twitterも毎日更新していた子が、特定されていた彼氏のアカウントによって自殺したことが発覚したこと。 夜の仕事は明るく壊れてしまう人がたくさんいる、すごく、悲しい。演出として無感情でと言われていたのにも関わらず、どうしてもそんな子たちを見てきたからわたしは、できませんでした。 それでもこの素敵な台本を私が読みたい。 そう思って読みました。ごめんなさい。 #声劇 #台本
