
鼠の詩
作詞: 十口三、作曲、歌、伴奏: sunoAI
電車から降りた時にふと家に帰りたいと思って。でも、帰れないんだと涙が出そうになりました。 文面も美しいので見てね。 #君だけのMVプロジェクト予選 【歌詞】 あぁ、時は無情なほどに一方通行 巻き戻ることはなく 枯れた花が二度と咲かぬように 老いそれ失うばかり 買ったものの価値は 手に入った時には下がり 手元に残るのは我楽多ばかり 一夜の夢を見たように 全て幻の如し 駅から歩けば15分ほどにある場所も 誤ちに沈めば 届かぬ星のよう 孤独とはこうも強き毒かと 日に日に弱る 家に帰りたい おかえりと迎えて欲しい 朴訥となった日常が愛おしい 気づくと一日誰とも話していない 五月蝿いほどの君が愛おしい 失礼した 夏の風鈴のようであったと思う チリンチリンと 小さな喜びに靡いていた 心のままに話す君が 心地好くただ触れて まだ乾かない髪を 無防備な愛がきっとそこにはあった 柔いものだ どれだけ強くあろうと思っても 所詮は人一人 持てる物もできることも限られる いざ声をあげても誰も救けてくれぬことを 思い知らされる 智慧はあれど生かす場所もない 志しは今かと今かと消えそう 何を誇りに思っていたのか 陳腐な芸しかない訳で 何のせいでもない 自業地獄 少しは感謝したらどうだい 役にも立たぬ廃人を雇ってくれる会社に 我儘に付き合うてくれる上司に 住める家に安く買える食べ物 終いには遊ぶ仲間さえいる 十分じゃねぇか これ以上は贅沢 小さく生きればいいじゃねぇか 鼠よ鼠 忌み嫌われてでも 生きていかなきゃいけない時だってある 捨てる神もいれば拾う神もいる 悲しみのトンネルは意外と近道かもしれん 気づけなかったことに早く気づけたこと それは大事なことだったのかもしれんよ 大丈夫 君は神様に愛されているから 必要なものは残り 害するものは遠ざける うらまんでもいい何もせんでも 神様は見とるよ 家に帰りたい おかえりと迎えて欲しい 朴訥となった日常が愛おしい 気づくと一日誰とも話していない 五月蝿いほどの君が愛おしい
