
【声劇】可愛さを求めて
🍮神崎 悠希
収録について 各自 無音収録。 各台詞の間に2秒以上の隙間を空けてください。 (基本的にnanaで録音していただきますが、何らかの理由で外録の方が都合がいい場合は外録でも可能) ▼nanaの方は主催へ提出 ▼外録の方は副主催へ提出 🍮神崎 悠希(cv:コック) 🍔神宮司 湊(cv:ゆいきぃ) 🚹父(cv:) 🚺母(cv:) ( )は現在の🍮 「 」は幼少期の🍮 🍮(僕って可愛いでしょ?そう、生まれた時から可愛くなるべく努力してたから。というか、可愛くなくちゃいけなかったんだよね。僕の両親、本当は女の子が欲しかったみたい。だから昔…そう、それこそ僕が赤ちゃんの頃から両親が僕に与えるものは女の子用の可愛いものばっかり。ピンクの服、ピンクのおもちゃ、ピンクの髪飾りなんかもあったかなぁ。周りの人たちは僕を可哀そうだって言っていたけど、別にピンクは嫌いじゃなかった。むしろ全身ピンクの時は両親がすごく可愛がってくれたからどちらかと言えば好きだったかも。でもずっとそのままって訳にもいかなくて。幼稚園に入って本物の女の子と接するようになると、両親は完全に僕への興味をなくしてしまった。) 🍮「ねぇパパ、今日おともだちがね…!」 🚹「悪いな悠希。パパちょっと今忙しいからまた後でな。」 🍮「ねぇママ、今日のおべんとう…」 🚺「あぁ美味しかった?よかったね。」 🍮「…パパ、見て見て。…お絵描きしたの」 🚹「あーはいはい、上手い上手い」 🍮「…ママ…おなかすいたよ」 🚺「台所。行ってなんか食べてなさい」 🍮(日に日に僕の存在は二人の中から消えていった。お風呂は時々、服は二週間くらい同じもの。そしていつしか食べるご飯さえ家の中から消えちゃって。代わりに夜中、両親が喧嘩する声が聞こえるようになっていった) 🚺「大体アンタが雑な扱いしてるから周りに疑われてとやかく言われるんじゃない!」 🚹「じゃあお前はこの状況を保ってコイツの世話をずっと続けるつもりなのか?俺はごめんだ、もう限界なんだよ!」 🚺「無責任な人...、なら出て行けばいいじゃない!」 🍮「やめてよ!喧嘩は..ダメだよ...悠希はパパもママも大好きなの...離れ離れは嫌なの!悠希 もっと頑張るから...もっと可愛くなって絶対に女の子より可愛くなるから...約束するから..喧嘩は辞めてよ...」 🍮(ぼくのせいだ。ぼくが女の子じゃなかったから。ぼくが可愛くないから。ぼくが居るから、パパとママは喧嘩するんだ。ご飯がないことなんかより、ほったらかされてるより、僕のせいで家族がバラバラになっちゃうのが辛かった。 なら、僕が本物の女の子よりも可愛くなれば? 幼稚園に居た女の子たちは確かに可愛かったけど、あのくらいならいくらだって真似できるし、なんなら越えられる。あぁ、なんでそれまで気づかなかったんだろう?その次の日から、僕は女の子…いや、女の子よりも可愛い存在になった。にこにこ笑顔にきゅるんとした仕草、小さいながらもオシャレを研究したりして…小学校に上がる頃にはパパとママも仲直りして、前みたいに僕を可愛いって言ってくれるようになった。 僕の家はね、そんな作り物の平和の上に成り立ってるの。中学で身長が思ったより伸びちゃった時は少し危なかったけど、凜学に入ってアイドルを始めたらまた落ち着いた。元は家族がバラバラになっちゃうって思って目指した“可愛い姿”だけど、今はこれで…これがいいんだって思ってる。だって、おかげで将来の夢も決まったし、何より…) 🍔「キミって本当に可愛いね♪」((ナンパ風)) 🍮(そう言って笑顔を見せてくれる友達が居るからね。さ、暗い話はおしまい!僕はこれから爪のお手入れして、もっと可愛くならなきゃなんだから♡)
