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活動記録:No.4 課外活動『紫麻と或る夜の………駅…?』 アルバムに新たなコレクションを加えたい紫麻。目的地まで電車を乗り継いでいたはずが、気づいたら知らない駅にいた。 📷椿紫麻 https://nana-music.com/users/10270354 🪻望月おうち https://nana-music.com/users/1623286 🍀雪代翠 https://nana-music.com/users/7125197 🧸小鳥遊憂 https://nana-music.com/users/5026178 🧸切れる踏切と 曲がるはずの夜汽車と 聞ける筈ない空の音楽 🪻ゆらり文字も踊り出す駅から 今日は人が出てきた 🍀こうやって 馬鹿騒ぎで わかったふりして 何もしない 📷あの日から停まるんだ 今日もこの場所 🚉誰も見えはしない 誰も追えやしない 線路を越え まだ見えぬようにと 目を伏せた 今日も雨ね ////// https://youtu.be/UxM5UgpXYM4?si=BlfpzFKugMWyQ-Eo 📷「ん………あれ…?ここ、どこ?」 終点らしき駅で降り、辺りを見渡す。 疲れていたのか、電車内ですっかり寝落ちてしまった。今日行くところ、少し遠いから今から行っても帰る頃には日付跨いじゃうかも。 幼い時に見た霊の写真。 あれを見て以来、すっかり幽霊の魅力に囚われてしまった紫麻は、定期的に心霊スポットに行っては写真を撮っていた。いつもなら、白京香を誘っているのだが、本日は予定が合わなかったらしい。 📷「どうしよう。駅名も書いていないし、ここはどこ?」 闇夜に駅だけが浮かんでいるかのように、あたりには何もなかった。折り返しの電車が来る気配もなく、薄気味悪い雰囲気に徐々に不安になってくる。 京香に電話をして助言を問おうと思い、スマートフォンを開いたところ、ちょうどタイミング良く電話の報せが届いた。京香ではなかったが、同じ超常現象研究部の後輩である望月おうちからであった。 🪻「もしもし、急にすみません__」 📷「おうちちゃん!ちょっと助けて!」 🪻「え?どうかされましたか?」 📷「うっかり電車で寝てしまったの。そうしたら、知らない駅に来てて…」 紫麻が現在の風景等伝えると、おうちは「スピーカーにします」と一言告げて、周囲に話しかける。 🍀「もしもーし、紫麻ちゃん大丈夫ー?」 🧸「迷子になっちゃったの…?」 通話越しに聞こえてきたのは、超常現象研究部の先輩である翠と憂の声で、少し賑やかになっただけでも安心感を得ることができた。 📷「終点っぽいところで降りたら、全く知らない駅で…先輩たちとおうちちゃんの声を聞いたら少し安心できました。ありがとうございます!」 またも紫麻は駅の状況を話す。 🧸「それ……きさらぎ駅に似てる。」 📷「きさらぎ駅?」 🪻「きさらぎ駅って、絶対に降りちゃいけない駅の……?」 🧸「うん。」 🍀「ひぇー、なにそれこわ、降りたらどうなるの!?」 📷「今こうなってますけど」 🧸「迷子になってるね」 🍀「迷子になっちゃうの!?」 🪻「あくまでもオカルトというか、都市伝説なので、大丈夫ですよ。」 📷「そ、そうだよね。」 🧸「電車…すぐ来るといいね」 🍀「でも、そんな危ない駅」 📷「あ、電車がきた!じゃあ、あれに乗るね」 プツリ。 携帯電話越しの3人は顔を見合わせた。 🪻「椿先輩、ちゃんと帰ってこれるかな…」 #超常現象研究部
