nana

【朗読】冬、桜咲く。   朗読者様:
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あなたは一目惚れというものを信じていますか? 満開の桜の木の下、そこには1人の男性が桜を見あげていた。 私は息を呑んだ。 彼の桜を見つめる横顔から目が離せない。 桜の花びらが彼を囲うように舞っている。 桜の木も彼もそれぞれ愛し合っているかのように。 ふと、彼がゆっくりとこちらを振り向く。 その瞬間、彼と目が合う。 さっきまで舞っていた桜の花びらが嘘のように一瞬で消えた。 そう、季節は冬。 桜の花びらが舞うことはない。 彼が見つめていた満開の桜は、蕾さえつけていなかった。 だけど私にも確かに綺麗な桜が見えた。 だから私は、 「綺麗な桜ですね。ご一緒してもいいですか…?」 彼は少しだけ目を見開いた。 それから短く一言。 どうぞ、と。 私達は並んでまだ咲かない桜の木を見あげた。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 紡です! 久々の朗読です〜 あんまり内容のない朗読になってしまった気がします〜 よろしければ使ってあげてください〜 アドリブアレンジ一人称変更などなど、内容が変わりすぎない程度でしたら大丈夫です〜 #台本 #声劇 #2人声劇 #朗読

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