【声劇台本】摘まれた花の
「」: / 『』:
わたしはもう、綺麗じゃないの。 ____________________ 「ねえ。摘まれた花は幸せだと思う?」 N『君は僕の心を抉り取った。』 『気持ち、伝えたはずだったよね。』 「うん、聞いたよ」 『だったらなんで! …答えをくれないの?』 「ごめんね。」 N『君はいつも綺麗で淡々と僕を殺す。』 「摘まれた花はね、枯れて腐って捨てられるの。」 『なに、言って』 「わたしはあなたを、摘んだりしない。」 『…は?』 「あなたを枯らして腐らせたりしない。」 N『そう言い放った君はきっと、 泣きたかったんだろう。 君は摘まれた花だったから。 枯れて腐って捨てられる花だったから。』 「だからね、あなたとは」 『じゃあ。誰にも摘まれず、 ただ枯れてく花は幸せなのかな。』 「…っ。」 『僕は、どうせ枯れるならどうせ腐るなら せめて好きな人に摘まれたい』 「…あなたは」 N『君の指に光るソレが一際鈍った時、』 「あなたは、本当に、ひどい人ね」 N『僕はこの花と腐敗を選んだ。』 ____________________ こんな腐った私と堕ちるなんて、 あなたは本当に、ひどい人。 ※ 不倫モノです。苦手な方はお戻り下さい。 スリルを味わうための不倫ではなく 君を救いたい僕の恋として書いてみました。 不倫を肯定したいわけではないですが、 愛のかたちはそれぞれなのかなと。 一人称や語尾、口調 アドリブ等はご自由に! お世話になりました。(敬称略) FREE BGM DOVA-SYNDROME 効果音ラボ
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