【声劇台本】摘まれた花の
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【声劇台本】摘まれた花の
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わたしはもう、綺麗じゃないの。
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「ねえ。摘まれた花は幸せだと思う?」
N『君は僕の心を抉り取った。』
『気持ち、伝えたはずだったよね。』
「うん、聞いたよ」
『だったらなんで!
…答えをくれないの?』
「ごめんね。」
N『君はいつも綺麗で淡々と僕を殺す。』
「摘まれた花はね、枯れて腐って捨てられるの。」
『なに、言って』
「わたしはあなたを、摘んだりしない。」
『…は?』
「あなたを枯らして腐らせたりしない。」
N『そう言い放った君はきっと、
泣きたかったんだろう。
君は摘まれた花だったから。
枯れて腐って捨てられる花だったから。』
「だからね、あなたとは」
『じゃあ。誰にも摘まれず、
ただ枯れてく花は幸せなのかな。』
「…っ。」
『僕は、どうせ枯れるならどうせ腐るなら
せめて好きな人に摘まれたい』
「…あなたは」
N『君の指に光るソレが一際鈍った時、』
「あなたは、本当に、ひどい人ね」
N『僕はこの花と腐敗を選んだ。』
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こんな腐った私と堕ちるなんて、
あなたは本当に、ひどい人。
※
不倫モノです。苦手な方はお戻り下さい。
スリルを味わうための不倫ではなく
君を救いたい僕の恋として書いてみました。
不倫を肯定したいわけではないですが、
愛のかたちはそれぞれなのかなと。
一人称や語尾、口調
アドリブ等はご自由に!
お世話になりました。(敬称略)
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