nana

Synchronicity〜第二章 光と影の楽園〜
18
3
コメント数0
0

⚫Schwarz Bruder🖤ソロ1 Synchronicity〜第二章 光と影の楽園〜/ ひとしずく×やま△ あの日から何となく、アノちゃんの元へ行くことを辞めてしまった。勿論会いたいし、また一緒に出かけたい。だけど… 「…オレ、アノちゃんの傍に居ていいのかなァ」 アノちゃんが好きだ。でもオレはインキュバスで、今まで普通の恋愛もしたことがなくて、オレの種族的に、もしかしたらこの気持ちは、ただの…。 そんなことは無い。そう言えないことがオレは1番嫌だった。こんなに中途半端なオレが、アノちゃんの手を握っていいのだろうか。アノちゃんを好きと、言っていいのだろうか? このモヤモヤとした不安とどう決着をつけたらいいのか、オレには分からないから。とにかく今は、ゆっくり考えたかった。 「…ねぇ、アノちゃん。アノちゃんはオレのこと、…どう思ってるのォ?」 本当のアノちゃんが見え始めているのが嬉しい。本当のアノちゃんが笑ってくれるのが嬉しい。そんなにオレに心を許してくれているのに、オレはこんな気持ちのままだ。 そんな時の事だった。 「貴方達の仕業ですね」 違うと言ったオレの目を、声が出なくなってしまったアノちゃんは、1度も見てはくれなかった。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ♟viola(cv.暇人。) ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 絶望の楽園の果てに 無くした声を探し求め 道なき道をただ遠く 彷徨い往く運命―― 閉ざされた歴史の影に 奪われし日を想いながら 心の奥 響く声は 苦痛に身悶える 永久に続く楽園へと 願いは届かずに ただ歪んで 声とともに 消え去って巡るだけ 今此の手で 確かめたい 君の温もりの音 傷つくことさえ厭わずに (♟「俺は戦う…」🫧「私は歌う…」) 荒ぶる声の 魂を奪い この世の果てまで 綴って眠れ 此の光を 溶かしても 届かぬなら 偽りの楽園を此の手で 終わらせるだけ (「歌って…」) #色の国公式 #色の国創作 本家様:https://youtu.be/Nh5LyOgS_0E?si=v1WBDvD6FtkyjmHF

0コメント
ロード中