nana

わたしのアール 【 offvocal 】
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わたし、屋上で靴を脱ぎかけた時に 三つ編みの先客に、声をかけてしまった。 「ねえ、やめなよ」 口をついて出ただけ。 ホントはどうでもよかった。 先を越されるのが、なんとなく癪だった。 三つ編みの子は、語る。 どっかで聞いたようなこと 「運命の人だった。 どうしても愛されたかった」 ふざけんな!そんなことくらいで わたしの先を越そうだなんて! 欲しいものが手に入らないなんて 奪われたことすらないくせに! 「話したら楽になった」って 三つ編みの子は、消えてった。

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