
kai杯2023 結果発表
たくさんのコラボありがとうございました!
12月29日にnana LIVEにて発表しました。 来てくださった方ありがとうございました。 今年もめちゃ楽しかったです、 みなさんも楽しんでいただけたのであれば幸いです! 改めて、たくさんのご参加ありがとうございます。 注 歌にはさまざまな解釈があり、どれが正解とか優劣があるというものではありません。 ただ僕の個人的な趣味で僭越ながら選ばせていただきました☺︎ 来年もまた懲りずにコラボしていただけると嬉しいです☺︎ 2023プレイリスト https://nana-music.com/playlists/4071178 ■受賞サウンド 1.kumorin another ver.(タルトさん) 2.信号機(ろーじぃさん) 3.カシスオレンジ(fukumatsuさん) 4.シュガー&スパイス〜やまいもすりすり〜.(なまこさばきさん) 5.ハローハロー.(sorahimeさん) 6.さよなら.(◻︎◻︎◻︎さん) 7.チェーン(A子さん) 8.雨傘(たきさん) 9.SF(Suさん) 10.LALALAND(まささん) 11.オルゴール(あいさん+チョモランマ名古屋さん) 12.I love youには戻れない(てるりさん) 13.カミカクシ(清水はこべさん) 14.おいとま(シトリンさん) 15.kaiオリジナルメドレー(てぃーらさん) みなさん、ありがとうございました! 今年は夏頃に 死ぬまでにやりたかったことの一つ リアルkai杯(歴代kai杯で歌ったり弾いたりしてくださった方を含めてのライブ)もできて大変ありがたい一年でした。 来年もよろしくお願いします。 ■全曲コメント(随時追記) ■1.kumorin another ver.(タルトさん) 今年シンガーソングライター淳平さんの「くもりん」という曲に、 女の子の視点でアンサーソングを作らせてもらいました。 この曲はもともとはピアノ伴奏ではなかったのですが、 なんと、タルトさんが淳平さんにこの曲の演奏をリクエストしていただいたということです。 「この物語の絵本から飛びだした女の子が歌っているみたい」と淳平さんもコメントされているように、くもりんの世界観と溶け合い、どんどん聴く人もその世界にひきこまれます ふわふわとした雲を感じさせるような淡いコーラスや、雨が強くなるような抑揚のつけ方など、本当にくもりんの世界観にリスペクトを持たれている方だなぁと思いました。 最後、くもりんの一フレーズを入れて、原曲と交差させてくれたのも嬉しかったです。 ■2.信号機(ろーじぃさん) ろーじぃさんが気ままに弾いたというピアノに、曲と詞を付けた曲です。 御本人がひいたピアノで作った曲をご本人が歌ってくれる、逆輸入みたいな形もあって、元からろーじぃさんの曲だったかのような完成度で素敵でした。 全ろーじぃさんファンの方は 「それ、じゃあ」 の後の間、ぜひ吸い込むように聴いてください。 男性的な声のイメージのある、ろーじぃさんにしては、高めキー&息少な目、ちょっと中性的な声で歌ってる印象でした。 現在はnana以外で主に活動されていて、ファンの方もたくさんいるろーじぃさん。「差し入れ事変」の件はすいませんでした。 【番外編】「差し入れ事変」とは この夏リアルkai杯のときに、ライブハウス郵送で差し入れが届いた。 そんなことしてくださる方がいるんだ!と浮かれて中を開けた。 開けた瞬間、「ろーじぃさんへ」というお手紙が出てきた。 自分が恥ずかしくなった。当日のパフォーマンスに影響した。 ■3.カシスオレンジ(fukumatsuさん) ありがたいことに多くの方が歌ってくださっていてハードルがあがってきたこの曲ですが それでもびっくりするぐらい素敵でした。 最初の「君が飲んでたー」 でもう心を持っていかれます。 専門的なことはわかりませんが、宇多田ヒカルを彷彿とさせる、 すごく短い音の一つ一つにもふわっとしたビブラートがはいる歌声だと思いました。(そもそもあれできる人がいることに驚愕) それでいて歌詞もめちゃめちゃ明瞭に聞こえてきて凄いです。。 サビを張り上げないはかなげな歌い方も「自信満々じゃなくて主人公も相手も何かしら不安を抱えている」この曲の世界観にばっちりはまっておりました。 ■4.シュガー&スパイス〜やまいもすりすり〜.(なまこさばきさん) ayaさんがずっと山芋すりすりしている狂気的な曲。笑 このサビだけは作っていたのですが、 なまこさんがA,Bメロの歌詞と曲を足して歌ってくれました。 最初聴いたとき、「あれ?これ、A、Bメロも作ったっけ?」と思うくらい、曲の世界観に合っていて、かつ、自分が作りそうな歌詞だなぁと思いびっくりしました。特に、キッチンをテーマにしてるので、「物差し」を(キッチン)スケールと読ませたり、キッチンに関する慣用句である「匙加減」とか、言葉のチョイスが、完全に私が創作するときの思考をトレースされていて、これは強火オタを公言するなまこさんしかできないと思いました笑 しかも一日で歌詞もメロも考えて録音されたようで、スケジュールタイトすぎてすごすぎます! バラードのイメージも強いなまこさんが、キッチンで軽快に歌う感じも想像できてとってグッド! ■5.ハローハロー(sorahimeさん) この曲を作った時から、sorahimeさんは、ハローハローを褒めてくれていて、3年越しにkai杯で歌ってくれて、それだけで胸熱な伏線回収でした。 Sorahimeならぬ歌姫という言葉がぴったりな、きもちのいいサビに、ふっとはいるタイトルハローハローのはかなさ。この曲のお手本のような正統派な歌い方で文句なしに正面突破されました。 Sorahimeさんは、ジャズや洋楽を主に歌ってこられて、邦楽を歌うようになったのはNanaだということでした。そんな中オリジナル曲を歌って覚えてもらえるのは大変うれしいですね。 ハローハローはたくさん方に歌っていただいてますが、sorahimeさんはとくに「よも子」さんのハローハローを聴いていたとのことです☺︎ ■6.さよなら.(◻︎◻︎◻︎さん) 曲の物語に入りこみやすいように、 オリジナル曲の最初に、「ちょっと恥ずかしいポエム」的な数行の詩を入れているのですが それを!!! 声に出して読んでくださってます!!!(恥ずかしい!! かぼさんは、去年朗読サウンドで選ばせていただいたのですが今回も最初朗読ですね、 一体どうやっているの?ってくらい読むタイミングばっちりなんですよね、、、今回も「さよなら」のタイミングすごくないですか? 秘訣は、「まず書くこと」そして、 「読む部分と音楽の重なりを見つけること」だそうです! かぼさんお得意の写経ですね✏️(写経系女子 かぼさんといえば透明感!と思っていたのですが、ちるい雰囲気&ケロケロとても合ってました。新境地ですね! ■7.チェーン(A子さん) チェーンの、少し単調でのっぺりしがちなリズムの中で「なげーだされてー」でぐっと自分で漕ぎだしていくような、歌い方が素敵です。 しなやかなんだけど優しくて、それでいて芯があるチェーンです。 この曲のA子さんの声は「悲しさ49 明るさ51」くらいの絶妙なバランスの声色だと思いました。聴いていて切ないんだけど押し付けがましくない肯定感があります。 弾語りもとても素敵なA子さん、ぜひ今度は弾語りで聴いてみたいです!!! ろーじぃさんのkai杯でのチェーンを聴いてこの曲を知り歌ってくれたとのことでした! やっぱりここでもろーじぃさまさま!ありがとうございます🙏 ■8.雨傘(たきさん) 「ねぇ」から、霧がかかった場所に連れていかれるそんな声だなと思いました。 なにより、「曲の解釈による抑揚のつけ方」がすごいと思いました。 A→Bで盛り上がるので、サビ頭でさらに足し算するんじゃなくて、一回ふっと引き算することで、サビの最後また盛り上がっていく構成。 最後のAメロは、最初のAメロよりもさらに引き算する。たきさんは声に注目されがちですが、そういう曲の解釈と立体感の出す表現力はいつもすごいなぁと思います。 かぼさんも注目してましたが最後の「いまぁ」が必聴です! ■9.SF(Suさん) 去年末のカフェツムリから、今年夏のリアルKai杯もあり、リアルでも最もお世話になった人のうちの一人Suさん。 このSFのサウンドも、歌うように作られているわけではないのですがその魅力で多くの人が歌ってました。 SFは本当にありがたいくらい多くのアレンジがあってついに、原型のメロがなくなった衝撃のアレンジ笑 でも、それでも、SFを知っている人には、頭の中で、メロディーを歌詞を感じることができる、そんな「SF上級者だけが味わえる至高のサウンド」でした。 インストを聴きながら、バーで一杯やりたいそんな気持ちです(飲めない オーガナイザーでありギタリストでありクリエイターでありSuさんの作る空間や音楽に人が引き寄せられていく。そんな素敵な引力から生まれる音楽を来年もぜひ楽しみにしてます。 お子さんがまだ小さいながらも勢力的にライブもやられていて、「月に一回だけ音楽で輝くおじさんになれる」とのこと笑 育児も音楽もやりながらの活動ぜひ見習いたいです☺︎ ■10.LALALAND(まささん) 今年は、オリジナル曲のアカペラをあげて、それにいろんな方に楽器を弾いてもらうという企画を3回やらせていただいたのですが、その中の1曲です。 nanaパでも熱弁してしまいましたが 本人は感覚でやられていると本当にコードとアレンジごすごすぎる 特にやばいなと感じたのが、引っかかるコードを使っている点です。 2回目のLALALANDのコード、予定調和じゃないコードを使っているのですが ん?と感じた瞬間に、もう気持ちいいコードに戻っている ここはこの音だというセンスとやりすぎないバランスがすごいです。 ご本人は、歌詞が音楽を引き出してくれると言ってくださってました。 「あり得るはずだった現実」というテーマから、 「現実じゃじゃないことを」聴いている人に気づかせるような、 存在しないようなコードを選択したセンスに脱帽です。 最初から最後まで、まささんの掌の上という感じ Bメロの「あてにしたって身勝手で」のあとのコード2つ進行のもすごいんだよな。。 ■11.オルゴール(あいさん+チョモランマ名古屋さん) LALALANDとおなじく、こちらもアカペラ企画 チョモさんがつけてくれたベースに、あいさんがピアノを重ねてくれたサウンドです。 まず、これアカペラ先なのに、最初からこういう曲だったという、不思議な感覚になりました。 これが原曲なんだろうなと。曲に何か装飾をしているということではなく、あるべき場所に、あるべき音色で、音が鳴っている。この曲に対して正解の音。 あいさんはコメントで、チョモさんのベースで、コードが取りやすかったとおっしゃっていたので、お二人あっての素晴らしい演奏です。 最後の転調もとても自然で、アウトロもだんだんとオルゴールが止まるような演出が素敵でした。 ■12.I love youには戻れない(てるりさん) 今年リアルKai杯でなつたろーさんとSuさんのアレンジのギターで 歌ってくださいました。 I love youには戻れない の最初のAメロは、作った後に自分でパクリ疑惑を感じておりまして 福山雅治の「家族になろうよ」と酷似しております。 スローテンポになったことによって、ますます原曲に近づいたのですが 福山雅治好きのてるりさんが落ち着いた低音福山節で歌ってくれて、伏線回収されました。 「I love youには戻れない」の原曲も何度も歌ってくださってるてるりさんだから 崩した歌い方もはまっていました。 そして、なんと、今年22曲のエントリーしてくださったてるりさん、すごい!狂気!感謝!! ■13.カミカクシ(清水はこべさん) 今年も、来ましたカミカクシ。 今までいろんなアレンジをしていただき、いろいろな方に歌っていただいたのですが、今回はayaさんのフルートを主旋律としたインストバージョンに、清水はこべさんが、コーラスと動画をつけてくれたものです。 カミカクシという曲の公式サポーターといっても過言ではないくらい、この世のすべてのカミカクシのアレンジや歌を、はこべさんが管理していらっしゃいます。JASRACもびっくりなくらい全てはこべさんの管理下です。 そんなカミカクシ愛にあふれたはこべさんが、ついにこのサウンドの起点となる、環境音が取られた、有馬温泉に聖地巡礼をして動画と、コーラスをつけてくれました。 コーラスもこのカミカクシに合っていて、びゅーっと風がふく音みたいな、怪しさがあっていいなと思いました。 ■14.おいとま(シトリンさん) プライベートがいろいろ忙しくなるので、nanaを一時離れるときに作った曲。 「歌っていて泣けちゃう曲は、録音に困ります。」というシトリンさんのコメントがとてもうれしい。 シトリンの声なのか、歌い方なのか定かではないですが、曲への向き合い方が好きなのかもしれません。 誰に届けるとか、どういう歌だから、こういう音だろうとか、そういうことが自然にできているから、聴いている以上の情報量を受け取る感じがします。 自分の音を聞いてくれ!と歌う曲もいいですが、 人知れず、さりげなく、穏やかに、いつもそこにあり、必要なひとが必要があるときに受け取れるようなそっとした優しい歌い方です。 「ふとつかむ手すりくらいなもの」ここで感情がぐっときているのがわかってこちらも涙腺が。。 ■15.kaiオリジナルメドレー(てぃーらさん) オリジナル曲を集めてインストのメドレーにしてくれる、しかも、それぞれの音色とかも変えてくれて、若干ずるいですよね笑 リアルkai杯に参加してくれた方がのアイコンがサウンドカバー写真になっているのですが、いろんな方々との思い出のページに、曲というしおりが挟まれていて、感動的で感傷的な気分になります。 チェーン、雨傘のBメロ、カシオレのサビに共通する、オクターブ上に移行する、私が使いがちなメロディがきっとてぃーらさんのお気に入りなんだと思います。 SFの最後の音は、nana生Liveのときの私のフェイクアレンジも入れてくれていて、これは細かすぎて私しか伝わらないのにありがとうございます。 エンドロールにふさわしいのでプレイリストの最後にさせていただきました
