須賀志織

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泣くのをやめたネズミくんに素敵な未来が見えますように　 (伴奏の長さ1分54秒) 月色ウサギは言いました。 「あれが天の川の入口だ！」 星色ネズミは泣きました。 言いたい事はたくさんあったけれど、言葉になりませんでした。 二人はようやく辿り着いたのです。 長い旅の間、ずっと危険な事が続いていました。 月色ウサギは左耳を失い、星色ネズミは尻尾を失いました。 諦めなかったのは一人ではなかったからでした。 月色ウサギが尋ねます。 「怖くないかい？」 星色ネズミは泣くのをやめて小さく頷きました。 天の川の流れに乗れば、此処ではない遠くへ行ける。 誰が最初にそれを言い出したのかは分かりません。 本当の事なのかも分からないまま、二人は旅をしました。 星色ネズミは天の川の入口の手前で振り向きました。 月色ウサギの声が聞こえます。 「いってらっしゃい」 声が聞こえましたが、月色ウサギの姿は見えません。 星色ネズミはまた泣きそうになったけれど、我慢しました。 月色ウサギは旅の途中で死んでしまったのです。 それでも星色ネズミを心配して声だけでも側にいました。 死んだ者は天の川の流れには乗れません。 星色ネズミは笑って言いました。 「さようなら！　いってきます！」 #TK4台本 #物語 #朗読 #月 #星 #ウサギ #ネズミ #絆 #声劇 #一人声劇 #1人声劇 #朗読 #一人朗読 #1人朗読 #一人用 #1人用 #台本 #台詞 #コラボ #コラボ用 #コラボ歓迎 #拍手返します #コメント返します #nana民と繋がりたい #てぃーらインスト