nana

とき虹用
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ウィッチ「ふあ……おはよう」 ジェン「何時だと思ってるんですか」 (ここからエフェクト テレフォン) ウィッチ「いいじゃない、遅い仕事だったの。クラフティは?」 ジェン「とっくに学校です」 グレイス「ようやく起きたか」 ウィッチ「何これ、お洒落なボールペンね」 ジェン「無暗に触らないでください。大事な贈り物です」 グレイス「後でクラフティにやる、壊すなよ」 ウィッチ「確かにこういうの、あの子が好きそうね」 ジェン「今日のお客様からの品です」 グレイス「これから来客がある、服ぐらいちゃんと着ろ」 ウィッチ「客? 別に見られてもいいわ」 ジェン「こっちが目のやり場に困ります」 ウィッチ「はいはい」 グレイス「……おい、どこで着替えている」 ウィッチ「見ればわかるじゃない?」 ジェン「あまり安売りするものではありませんよ。 そういえばグレイス、出迎えは?」 グレイス「まだ誠が部屋を整えている途中だ」 ジェン「そうでしたか。私も紅茶を準備いたしましょう。何人ですか?」 グレイス「おそらく一人だが、念の為三人分だ」 ジェン「承知しました。…おや、誠が戻りましたね」 グレイス「そうか。ならば迎え出るとしよう」 ジェン「お願いします。 さて……アナタも愚かですね。これだけ暗に警告を送ったというのに」 ウィッチ「気づかれてないと思ってるのかしら?」 ジェン「もう逃がしませんよ」 ウィッチ「私の着替えも見たし、満足でしょ?」 ジェン「素敵なボールペンをありがとうございます。このカメラと盗聴器は、ありがたく頂戴しますね」 ウィッチ「そろそろお迎えね。 さようなら」 (エフェクトオフ) グレイス「貴様か。 喜べ、丁重にもてなしてやる。 二度と帰れなくなるくらいな」

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