
【声劇】復讐王子
令息:エレメエリウム 台本:あの子 BGM:そうすけさん
「天使……」 思わず漏れた声に、焦った。俺の声に気づいた彼女は直ぐに振り向いた。 きっと、何も知らない。大切に大切に育てられただろう彼女のあどけない表情に、胸が音を立てる。 きっと気のせいだ。そう言い聞かせて、計画通り彼女と婚約者になった。 そして今日、彼女と俺の結婚式が行われる。 ──やっと、やっとだ。この日をどれだけ待ち望んだだろうか。しかし、心はやけに落ち着いていた。 計画を実行するのは簡単だった。あいつらは俺を馬鹿みたいに信じていた。俺の本当の姓(せい)を名乗るとようやく思い出したのか、縛られたまま目を見開いた。 娘だけは助けてくれと一丁前に親ぶって訴えてくる声を背後に、彼女に近づく。 アイツらが、1番苦しむ事をしてやる。俺に……俺たち家族に、そうしたように。 ──もし、こんな風に出会わなければ、今頃何か変わっていたのだろうか。2人並んで笑顔で今日を…… ……もう、遅い。何もかも遅い。彼女の気持ちも、俺の想いも関係ない。 そして、ナイフを振り下ろした── 「俺は君が、大嫌いだーー」 #ピアノ #BGM #悲しいBGM #夜想曲 #ショパン #弾いてみた #声劇 #声劇台本 #台本 #コラボ歓迎 #令嬢 #切ない #おしゃべりうむ
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