菴刄街 -ｱﾝｼﾞﾝｶﾞｲ-

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【名前】眠姫 (ミェンチェン) 【イメカラ】薄桃 【イメマ】🐏 【性別】女性 【種族】悪魔 (夢魔) 【年齢】418歳 【身長】150cm 【体重】54kg 【好き】眠ること、誰かの役に立つこと、この街 【嫌い】眠りを妨害されること 【趣味】眠りや修理について勉強すること 【容姿】 羊の角と白黒の髪を持った少女。夢魔らしく小さな羽と尻尾も生えているが、こちらは隠すことができる。 髪／向かって左半分が白く、右半分が黒い。腰までの長さで姫カット。全体的に重め。 目／丸い眉と伏し目がちの垂れ目。瞳には十字が浮かんでおり、夢魔の力を使う際には強く光る。 服／やや露出のあるかわいらしい服を好む。左耳に大きめのピアスが1個、右耳に小さなピアスが2個。 仕事の際は革製の手袋を着用することも。 【性格】 　同じ場にいるだけで癒されるような人柄。柔らかな人当たりや口調であり、いつも会話した者の心を暖めている。おしとやかでお人好し、更には温厚と、悪魔からは遠く離れた性格である。喧嘩が起きれば必ず仲裁に回り、店を訪れた人々には皆対等に接し、誰かを傷付けることはしない。ともかく何をするにも人のよさが滲み出る。 　どこか抜けている所があり、しばしば笑われたり呆れられたりすることも。 　時折、未熟な美しさや妖艶さが覗くことがある。本能から来るものだが夢魔の力と呼ぶには足りない。しかし、彼女の魅力となるには充分であった。人たらし的要素はそこから来ている。 　スイッチが入った際はまったりした柔らかい声からかっこよさを含んだ伸びやかな声になる。 　何事にも前向きで勉強熱心。元々技術を持っていた訳ではないため、修理屋に馴染むよう励んでいる。また"カラダ"の修理をする際により良い安らぎを与えたいと思っており、自身の夢魔の力や睡眠についても研究している。 　努力は隠すタイプで、寝不足で仕事中に寝てしまった時は自身の持つ「眠りの力」のせいにして誤魔化した。 【過去】 　眠姫が生まれたのは418年前であるが、実際に活動を開始したのは18年前のことである。彼女は誕生してから400年もの間長い眠りについていた。 　眠姫の家系は単純な夢魔ではなく、羊の血が混ざった「不完全体」と呼ばれる家系である。不完全体の悪魔は他より強い力や進化した力を持っている一方で、力が安定しないという大きな弱点があった。そんな危うさを持って生まれたことにより、眠姫の持つ眠りの力は暴走を起こし、彼女自身を深く長い眠りへと追いやったのであった。 　そして400年が経ち、長い眠りから目覚めた眠姫。待ち受けていたのは同郷の悪魔からの迫害であった。 　同じ頃生まれた者は皆、400年の間に実際に人間界を訪れる、研究するなどして自らの能力を磨いた。しかし、眠りについていた眠姫はその期間成長することができない。悪魔の世界では実力が全て。弱く、しかも攻撃的な力を持たない眠姫は余計に不出来だと認識された。 　そうして落ちこぼれとなった彼女は、下級悪魔である夢魔の底辺＿つまりは悪魔全体の最底辺として扱われることになる。 　生まれたての悪魔と同程度の能力しか持っていないなりにも努力はしたが、400年の差が10数年で埋まるはずもない。能力が育たない眠姫を見た仲間は段々と冷たい態度を取るようになった。里の掟により暴力を振るう者はいなかったものの、村八分にされる。そして最後には彼女を里から追放することを決めてしまった。 　掟の保護から外れた事により、これまで我慢していた悪魔達が眠姫へ酷い暴力を振るった。ボロボロになりながらも、新たな居場所を探す。「日常」を求め、彷徨った先に辿り着いたのが菴刄街だった。 　身体を看てくれた修理屋にお代を払うため、恩を返すために「解退記」で働き出す。修理には明るくなかったので、窓口的な役割をしつつ玩具の修理・機械の修理双方を店の仲間から学ぶことから始めたのであった。 【現在】 　過去の経験から誰かを下に見たり、酷いことを吐いたりは絶対にしないと決め、今のお人好し悪魔・姫眠が出来上がる。 　「解退記」では服の修理を請け負うようになった。染み抜きからボタンの付け直し、穴の補修まで。まだ大きなものは苦手、また機械も直せるようになりたい、という思いから、現在も仲間に教えを乞いている。 　"カラダ"を看てもらった修理屋への恩、自分を受け入れてくれた街への恩から、今度は自分が誰かを癒す！と息巻く。眠りの力を使った治療を研究し、"カラダ"の修理には一層励んでいる。 【備考】 「眠りの力」 　相手を眠りに誘う力。羊の要素が夢魔の力に加わったことにより、眠姫はこの力を生まれ持った。眠らせるだけと攻撃性は皆無に等しかったため、悪魔の里では酷い扱いを受けていた。 　ここ数年研究を重ねた事により、相手を眠らせている間は治癒能力を高める効果があることが判明。(夢魔が出来るだけ多くの精力を吸い取るために、対象を元気な状態で保つことが必要だった。) より磨けばすぐ傷を治すことが出来るのではと、彼女は研究を続けている。 [ 一人称 / 眠姫 ] [ 二人称 / あなた ] [ 三人称 / ◯◯さん、 ちゃん] イメージセリフ： 「おはようぅ。今日も一日よろしくねぇ。」 「はいはーい、眠姫、がんばるよぉ。」 「うんうん、辛かったねぇ。眠姫と一緒にゆっくり眠ろー。」 「大丈夫だよぉ。眠姫のこの力、誰かを助けるためにしか使わないって決めたから。そもそも傷付ける目的では使えないもん。」