菴刄街 -ｱﾝｼﾞﾝｶﾞｲ-

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【名前】儷杏（ﾘｰｼｰ） 【イメカラ】竜胆色 白銅色 【イメマ】🩹 【性別】無性 【種族】縊鬼（いき） 【年齢】29歳（享年17歳） 【身長】142cm 【体重】34kg 【好き】解体・栄養補助食品 【嫌い】外出・根性論・癇癪を起こす人 【趣味】仕事 【容姿】 灰色の重めの前髪。毛先がうねったボブヘアー。青白く血色の悪い肌をしておりおでこには左に大きな角が一本、右に小さな角が二本所狭しと生えている。尖った耳には両方ともピアスが付けられており、また、過去に脳味噌を改造された経験があるため黒い糸で施された縫い跡がある。短く太めの垂れ眉。対して目は切れ長のつり目で瞼と涙袋が少し腫れぼったい。全体的に整っているのだが何処か子供っぽく幼気な印象を与える。紫色の瞳で渦巻き模様の瞳孔をしているが右目は顔半分が施術による火傷を負ってしまっているため『伪』と書かれた眼帯でいっしょに隠されている。栄養の足りていない、華奢な身体には脂肪も筋肉も無くとてもヒョロい。服装にはあまり頓着しないが、適当に選んでいながらも無意識的に不思議な構造のものや変わったデザインのものを選ぶことが多い。 【性格】 □無機質で淡々とした口調。他人に興味が無いのかといえばそういう訳では無く、訪れた客の顔や名前は一回で覚えられるし一度気に触ることがあって根に持てば顔を合わせる度に嫌な所をネチネチつついてくる。（気に入らない相手には若干御局気質） □常にローテンションで喜怒哀楽が分かりづらく、真顔か微笑む程度にしか表情筋が動かない鉄仮面。会話の中で次の言葉を引き出すのに長考することが多々ある。大抵「あれ」や「あの」を連発し相手が気付いてくれることで場を凌いでいるが、見知った者だけでなく初対面相手にも察して貰おうとするので厄介。 □公の場でやったら不味いことなどの一般常識はしっかり身についており心掛けるが、根っこの部分は大分利己的で自分勝手なので面倒事に巻き込まれる予感を察知するや否やあとは任せたという趣旨の置き手紙を残して立ち去っていくという薄情さを平気で発揮することもある。 □かなりの出不精で自発的な行動範囲は家から職場までととても狭い。無理矢理外に連れ出され付き添いを強いられた際には普段の真顔を通り越してチベットスナギツネの様になり最終的に虚無になる。 【過去】 生前とこちら側に来たばかりの儷杏は臆病で感受性が強かった。しかし縊鬼として存在するからには種族上、自分の後任となる死者を冥界に連れてきて転生しなければならないため、積極的に自殺や事故死を幇助することと自分と同じ死に方をさせなければならないという『鬼求代』の条件に倣って生者に首を括らせようとしていた。しかし、毎回手をかける一歩手前で躊躇してしまい対象となった人間達は無理矢理植え付けられた鬱々とした希死念慮と常世にしがみつきたい気持ちに板挟みにされ狂乱状態になって自主的に命を絶ってしまう。自分の手柄による自死では無いため、同族達が次々と転生していく中一人冥界に取り残されてしまった。それどころか、自分が手をかけ逃して悪霊になってしまった者達に強く恨まれ、自身も分類上は霊体でありながら数人の悪霊に取り憑かれ、冥界を出て恨み言を聞かされながら幽霊のように項垂れて路頭に迷っていた。自暴自棄になっていた儷杏は解剖医を名乗る男性に乗せられ脳改造の実験体にさせられた。結果的に自分が生者を殺そうとしたことも、縊鬼としての自分の役割も、悪霊に取り憑かれていることも、都合の悪いことは何もかも全て記憶から除去され生きやすくなった。しかし、儷杏の認識能力が無くなっただけで未だに取り憑かれていることには変わりない。そのため視える者にはとんでもなく怨まれていることが分かるし、儷杏自身、時々身体が乗っ取られているように奇妙なことを言い出したり声色が少し変わったりするので儷杏の行先はとても限りなく不穏なものである。 【現在】 現在は修理屋｢解退記」で働いており、玩具の修理を主に生業としている所謂『おもちゃのお医者さん』。担当する客層が親子や子供なだけあって特別愛想良く接客している訳でも無いのに子供達から好かれやすい。自分が大事にしていた玩具を綺麗に直してくれることで信頼関係が生まれるのもあるが、身長が低く童顔であるため同年代か少し上のおともだちだと勘違いされているパターンも多い。店頭で作業をしている時は下からひょっこりとどんぐりを渡されたりヒーローごっこに付き合わされたりと実際かなり懐かれている。反面動物相手には目が合っただけで毛を逆立てられたり低い声で唸られたりと何かと敵意を向けられる。 【備考】 □一人称:私 二人称:君・お前 □仕事は一気に片したいタイプなのだが、あまりにも修理にかける集中力が凄まじく店に一人残って残業からの何徹コースなどザラなもので、何もかも終わった後に急に身体の糸が切れて爆睡することが多い。詰め込んだ日の帰りは自室の布団に入る前に玄関で気絶したり翌日は窓を開けた瞬間に二度寝し始めて危うく落ちかけたりと大分危ない。酷い場合には職場の作業台の下で丸まって眠ってしまい、訪れた客に死体だと勘違いされ危うく大騒ぎになりかけたこともある。 □玩具修理の他に臓器交換や磁石の組み入れ、脂肪摘出などかつて自分がして貰った様な人間の『修理』も可能。出来るといえば出来るのだが玩具と同じ感覚で身体を取り扱ったり時々「あっ……まぁいいか」などと口に零したりするため大分不安要素しか無い。一応修理の実験体として自分を利用することもあるのだが、それによる半身の炎症跡や浮いているようなふわふわとした歩行の仕方を見れば不安はより一層大きくなるに違いない。今の所彼が頼まれた身体の修理の件数は片手で数えられるくらい少なく、また術後に身体の違和感や不調を訴えられたことも無かった。本番に強いタイプなのか……それでも大人しく玩具だけを修理していた方が良いのだと思う。ただし、『修理』でなく『解体』を依頼されれば話は別。儷杏にとって玩具をバラすことなど朝飯前である。それこそ玩具のパーツのように一つ一つ傷付けることなく細部まで臓器や骨の部位を取り出すことが出来る。子供達から託された玩具達とは違って元通りには出来ないが。 イメージセリフ： 「はいは〜い。お待たせしましたあ。今日はお人形……お人形でいいんだよね？ちょっと見せて……ああなるほど。大丈夫、これならすぐに治せるよ。」 「たまに居るんだよねぇ亡くなったペットの修理を依頼してくる人達。この前なんて子供が老衰死した愛犬抱えてきてさあ……その後はどうしたって……まあ、一緒に埋葬した。子供一人に背負わせちゃいけないでしょ、ああいうのは。」 「ん……○○じゃん。プレゼント？ありがと。どんぐり……どんぐりなんて久しぶりに見た。そっか、今の時期ってそこら辺に転がってるんだ。てか、え、なにこれ最近のどんぐりでか……うわ虫いるじゃん、虫のおまけ付き？私お世話出来ないよ虫は君が持って帰ってよ。」 「えっ。まだ何処か行くの？私全然帰るつもりだったんだけど。てかもう五件巡ってるのに。正気の沙汰じゃない。……いや、昨日君の店前で事切れてたのは私……だけど。それを起こしてくれたのは君……だけど。店で殺人が起きたって騒動になりかけ……てた、けど……あ、はい。すみません付き合います付き合わせて頂きます何処までも……。」 「最近物忘れが酷くて……なんというか、生前のこともここに来たばかりのことも忘れてんのにこれ以上何が抜け落ちるんだって話だよね。ふふ……あれ今笑うところだったんだけど。まあいいや。あとなんか肩も痛い。痛いってか重い……？君どっか良い整体系知ってたら教えてよ。」 「足りない所なんて機械で補っちゃえばいいんだよ。そうだね、例えば……君のガラクタ脳とか？はは……冗談冗談、怒らないでよ。怖いなあ。」 「おっと……まあ許容……範囲？かな？大丈夫か。」 「あぇ〜〜本当にこれ自由にバラしちゃっていいの？マジで好き勝手やるよ？」 「お前だけ0҈҉̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̿̿̿̿̿̿̿楽になるなんて0҈҉̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̿̿̿̿̿̿̿絶対に許さ0҈҉̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̿̿̿̿̿̿̿ない。」0҈҉̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̿̿̿̿̿̿̿ 0҈҉̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̿̿̿̿̿̿̿ 0҈҉̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̳̿̿̿̿̿̿̿