菴刄街 -ｱﾝｼﾞﾝｶﾞｲ-

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【名前】紫蛇（ﾂﾞｩ ｼｩｰｧ)　通称は紫(ﾂﾞｩ) 【イメカラ】紫(葵色)、緑(松葉色) 【イメマ】🐍 【性別】男性 【種族】巴蛇(はだ)/大蛇 【年齢】 外見：28歳 実年齢：約600歳(細かくは覚えていない) 【身長】 人間時：168cm 蛇の姿：10m程度 (これ以上大きくなることは無理だが、小さくなることは出来る。通常の蛇のサイズにもなれるらしい) 【体重】 人間時：68kg 蛇の姿：200〜250kg （小さくなるとそれ相応の体重に変化する) 【好き】 森の中、閉所や暗所、肉(特に鹿の肉がお気に入り)、耳飾り 【嫌い】 極端に暑いところや寒いところ、臭いもの 【趣味】 昼寝、森の中を散歩すること、水浴び 【容姿】 《人間の姿》 髪は薄い紫で、後頭部は刈り上げている。前髪は無造作に伸ばしていることが多い。 元は蛇であるが神聖な山で育った為か、頭部に黒い一対の角が生えている。 黒い目に黄色い瞳孔を持ち、肌は浅黒い。 口内には鋭い歯の他に上下に計4本の牙が見られる(下の牙は人間時は少し小さめ)。牙には毒があるが、人間時の毒は相手を痺れさせる程度である。 本人の意思とは関係なく軽く噛み付いただけでも毒が注入されてしまうので、万が一誤って仲間に噛み付いてしまった時の為に、いつも粉末状の解毒薬のようなものを持ち歩いているらしい。 舌は通常の蛇同様、先が二又に細く分かれている。蛇の生態行動として本能に刻まれているのか、人間の姿でも無意識に舌を出し入れしてしまうことがある。 身体は顔・首・手先以外のほとんどが紫色の鱗に覆われている。肌も鱗も乾燥には弱いらしい。 蛇の姿から人間の姿に戻る際、本人の擬態が適当だと頬にも鱗が出る場合がある。 蛇にとってはあまり意味の無かった、人間の「耳」という器官が特に気に入っているようで(好物という意味ではない)、いつも何かしらの耳飾りを付けている。 《蛇の姿》 紫色の鱗に覆われた大蛇。 巴蛇は基本青色をしているが、紫蛇は名前の通り紫がかった体色をしている。紫色になった理由は良く分かっていないが、本人は特に気にしていない様子。 人間時と同じく頭には一対の角が生えている。 口内に生えた鋭い牙には毒があり、蛇の姿の時は人間時よりも強い神経系の猛毒を持つ。 ただし、“商品”に毒を仕込む訳にはいかないので、“商品を仕入れる”時はその巨体を使った絞殺で対象を仕留める。 巨体に見合わず素早く移動することが可能。水浴びは好きだが、泳ぎは蛇の姿の時は得意ではない模様。 蛇の姿の参考画像(2枚目のもの) <https://prometheusblog.net/2017/01/08/post-2579/> ※↑の参考画像だと白く真っ直ぐな角だが、実際は人間時と同じ黒い角 【性格】 基本的に穏やかでのんびり屋、おおらかな性格。少々抜けているところもあるが、与えられた仕事はきちんとこなす。 話す時は語尾が少し伸びることが多い。 空腹になるにつれて語尾が伸びなくなり思考も鈍り、蛇らしい狡猾さや残忍さが見え隠れしてくる。極度の空腹状態に陥ると自身の腕に噛み付いてしまうことも。この時、仲間や手を出してはいけない客には絶対に噛み付かないが、仲間から「食べてもいい」と言われた対象であれば例え人間であっても容赦なく喰らう。 ちなみに蛇の姿だと、大元の性格は変わらないが空腹時でなくとも狡猾さや残忍さが出やすくなる。 【過去】 元々はとある神聖な山の奥深くでひっそりと暮らしていた巴蛇であり、野生動物を捕食しながらのんびりと長い年月を生きていた。しかし、いつからか「巴蛇が食した後に出る骨は万病に効く薬となる」という伝承が人間たちの間に伝わるようになり、それ目当てに人間たちから追い回されるようになる。 当時から温厚な性格だった彼は戸惑いつつも自身を攻撃してくる人間を手当り次第に喰らい尽くした。しかし、定期的に自身のテリトリーへやって来る人間たちに嫌気が差してきたと同時に「もうこの山で今までのようにのんびり過ごすことは出来ない」と思い、山を降りた。 その後、人間の居ないのんびり出来る場所を目指し彷徨っていたところ菴刄街に辿り着き、新鮮精肉店から廃棄予定だった肉を貰い匿ってもらう。その恩を返すために自ら新鮮精肉店で働くことを希望し現在に至る。 【現在】 元々は自身を拾ってくれた恩を返すために新鮮精肉店で働き始めたが、自身が肉が好きなこともあり現在は割と楽しくやっている様子。廃棄予定の肉をこっそり摘むこともしばしば。 【備考】 ・一人称は我(われ)、二人称は基本はお主/菴刄街の仲間は呼び捨て ・人間時は少し細身に見えるものの筋力は蛇の時と変わらない為、その気になれば素手で人間の首をへし折ることも可能。 ・彼が一度飲み込んで消化し切れず吐き出される骨(ある程度大型の動物、または人間の骨に限る)は、本当に薬になる。 万病とまではいかないものの、ある程度の病気や怪我等はあっという間に治るらしい。 彼は自身のこの特性について気づいているが、過去のトラウマから本当に信頼した相手にしかこのことは話さない。 「話したところで、我が吐き出した骨なぞ口に入れたくないだろうよ」とは彼の談。 ちなみに前述した彼がいつも持ち歩いている『粉末状の解毒薬のようなもの』とは、実はこの骨を粉末状にしたものである。本人もあまり仲間に自身の吐き出した骨は飲ませたくない為、空腹になり過ぎないよう、廃棄予定の肉を摘んだり干し肉にして自身の携帯食料にするんだとか。 ・『紫蛇』という名前は新鮮精肉店で働くことになった時に自身の容姿から適当に付けたもの。 当時は「呼び名が無いと困るだろう」程度だったが、なんだかんだ仲間に名前を呼んで貰えるのは嬉しいようである。 イメージセリフ： 「我の名かぁ？紫蛇、だ。紫でも良いぞぉ。…はは、見た目のまんま、か。その通りだなぁ。だが、その分覚えやすかろう？」 「おぉ、よく来たなぁ。丁度、良い肉が入ったところだ。じっくり見ていくが良い」 「ん？捨てる筈だった肉の切れ端が無い？………そんな目で見るな、我は知らんぞぉ？」 「肉は新鮮である程良い。食品において、鮮度は命だと良く云うであろう？…あぁ、少し小腹が空いたな。丁度、新鮮で美味そうな肉が目の前にある。小指の先程度であれば、摘んでもバレぬだろうな─。 はっはっは、冗談だ。店の大事な御客人に手を出すなぞ…する訳無かろう？」