
悪面哀詩-Bad men elegy-
古鷹 侑
悪面哀詩(バッドメンエレジー)、あれから俺はまた何度もパクられた。もうこの塀から出たくねぇんだよ、心も、身体もそう言ってる──。 BGM、お借りしました。 曲名:時には母のない子のように/カルメン・マキ 奏者:Simon様 「粗悪品」と同一人物の続編作品です。 https://nana-music.com/sounds/068cf47d 粗悪品の後、彼が完全に「惡」へと落ちた30年後の詩です(粗悪品時は15歳)。 ✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼ 生まれつきの悪人面をぶらさげて 通りを歩けりゃ避けられる 好きで悪人面に生まれたわけじゃねぇよ 今日も路地裏に連れていかれ土を食う 髪型をどれだけ変えても無駄だった ボウズはヤーサン、伸ばせば詐欺師 喧嘩も弱けりゃ学なんざ下から2番目 かといってスポーツができるわけでもねぇ 就活せずにブラブラしていたら 何故か俺に3つも声が掛かった 自衛隊と警察と組関係者 どれを選んでも地獄じゃねぇか かと言って銭コロ稼がにゃ生きられねぇ 選択肢は1つしかなかった すべての話を断り 闇にまぎれて売る白い粉 そんな奴等がゴロゴロいるこの街は パクられる事も良くある話 そうやって街が循環していく のし上がるか、堕ちていくか 鳶が鷹を生むなんて良く言うが そんな奴、ここじゃ見た事ねぇよ 明日をも知れぬこの街の景色は 常に暗く澱んで霞んでいる ✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼ #声劇 #朗読 #声劇台詞 #一人声劇 #一人用 #一人朗読 #ひとり声劇 #nana民と繋がりたい #nana民さんと繋がりたい #声劇民と繋がりたい #古鷹侑オリジナル #詩 #Poem #WordWizard #ポエトリーリーディング #PoetryReading #1次創作 #一次創作 #悪党 #アウトロー #昭和
