nana

ハルジオン
24
4
コメント数5
0

虹を作ってた 手を伸ばしたら消えてった ブリキのジョウロをぶらさげて立ち尽くした昼下がり 名前があったなぁ 白くて背の高い花 視界の外れで忘れられた様に咲いてた 色褪せて霞んでいく記憶の中ただひとつ 思い出せる忘れられたままの花 いつだったっけなぁ 傷を濡らしたあの日も 滲んだ景色の中で滲まずに揺れてた いつだったっけなぁ 自分に嘘をついた日も 正しいリズムで風と唄う様に揺れてた いつの日もふと気付けば僕のすぐそばで どんな時も白いまま揺れてた誰のタメ?何のタメ? 生きていく意味を失くした時 自分の価値を忘れた時 ほら見える揺れる白い花 ただひとつ思い出せる折れる事なく揺れる

partnerパートナー広告
UTAO
5コメント
ロード中