Admiración

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＊🪷＊ ✽・:..｡o￠o｡..:・✽・:..｡o￠o｡..:・✽・:..｡o￠o｡..:・ 〜♪ 「「「ありがとうございましたー！」」」 『スクールアイドルかぁ、あんまり見たことなかったけど…』 『あ、あの子、ずっと手振ってくれてる…って他の子に引っ張られていっちゃった…ステージ好きなんだろうなあ。…そうだ！』 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 『ねえ！あなたさっきのステージでライブしてた子だよね！ここでの活動が終わったら、次は私とアイドルしない？』 「えっ、ほんと？私でよければ是非！」 『やったー！それじゃあこの日にこの場所に来て！これ、連絡先ね！』 「ありがとう！」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「…って連絡先もらってきちゃったけど、舞原悠來…ってあの子役だった舞原悠來…ちゃん…。今アイドルしてるんだぁ…え、いや、な、何事…？私承諾したよな…是非とか言っちゃった…よな、え？身の程知らずにも程がある…アァ…嗚呼……。こうやって渋ってる内に(この辺りからFO)もう約束の日は明日に迫ってるわけで、今断ったらほぼドタキャン…人としての品位が問われてしまう…うぅ……。」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「えっと、この辺りかn…あっ、い、いる〜！え、ど、どうしよう。心の準備できてない、あ、どうしよう、一旦このまま隠れて」 『あ！こんにちは！ゆーらです！そんな隠れてないで出ておいでよ！』 「ウワァ！？は、羽藤、です！？すみません！？」 『なんで謝るの〜？てかそんなキャラだったんだ！ステージと全然違うね！』 「あっ、その…羽藤唄は、私であって私ではなくて…。彼女はファンとステージとアイドルが大好きな明るい子、だけど羽藤描は…こんな人間です。」 『そんなの関係ないよ！描ちゃんは描ちゃんだよ！』 「…」 『…今度は唄ちゃんじゃなくて描ちゃんをステージで輝かせてみない？』 「えっ…？」 （そんなこと考えたこともなかった。できるわけがないって思ってきた。でも…もしできるなら、私自身を愛してもらえるのなら、私は…私を愛してみたいと思った。ステージに立ってる間、嫌なことは全て忘れて、ただ何度も夢に見てきた煌めきに身を置いているあの時間が、唄じゃなく描として味わえるなら。） 「…詳しく、お話を聞かせていただいてもよろしいですか。」 これが、私が羽藤描としてアイドルになった経緯。この日のことはきっと一生忘れないと思う。 ✽・:..｡o￠o｡..:・✽・:..｡o￠o｡..:・✽・:..｡o￠o｡..:・ #Admiración #あどみら