
【声劇台本一人用】数字のロボット
☪︎⋆依音
【注意⚠️】 ・一人称の変更・アドリブは台本の雰囲気が崩れない程度に ・無断転載はご遠慮ください(コラボの際のコピペは🆗) ・コラボの際は、拍手・コメントをしていただけると嬉しいです^^ ・伴奏者様の拍手もよろしくお願いしますm(_ _)m ・初心者さん大歓迎ですので、ぜひコラボしてください✨ 【コラボさせていただいた伴奏者様🎶】 ri-様 オリジナルBGM「揺れる月の光」 【メモ✍️】 このロボットはどこから来たのか なんで修理できなかったのか 別れの際、何故黒服の人達が来たのか なんか意味ありそうな世界観を書きたかった ---------------------------------------------------------------- 【台本】 遠い昔、僕には大切にしていたものがあった それは数字のロボット 卵型の大きいロボットで、数字を使って会話をする 『0 8 4 ー』 細長い画面に数字が刻まれた 音声はない ただ、数字だけが並んでいく 『1 0、7 2 4 1 0 6?』 「読書だよ」 手に持っていた本をロボットに見せる 少し間を置くと、また数字が並べられた 『0 6 4 6 1?』 「面白いよ、読んでみる?」 ロボットのそばへ行き、隣り合わせに座る 『0 6 4 6 1 2!』 並べられた数字を見て、思わず僕は笑ってしまった 「本当にそう思ってるの?すごいね」 僕はロボットを優しく撫で、本に視線を戻す そんな日常が当たり前になったある日の朝、 ロボットの調子が悪くなった 僕は修理に出したが、不思議そうに首を傾げられ、直せないと言われてしまう そして処分することが決まった 僕は悲しくて最後までロボットを抱いていたが、とうとう別れの日が来てしまった 黒いスーツを着た人達が、ロボットを運ぼうとしたその時、 細長い画面に数字が表記されていることに気がついた 『1 7 3 2 4 1 0 7 0 1 2 2 1 0』 『あなたの しあわせを いのって』 あれから何年たっただろうか 数字で会話をするのは二人だけの秘密みたいで、とっても楽しかったような気がする また、話してみたいな、なんて 考えてみたり END. ---------------------------------------------------------------- 前回の台本 ⇒ https://nana-music.com/sounds/068f6608 #声劇台本
